亡国政治を超えて:脱封建的近代主義とプレ・モダン・ジャパン:「日

亡国政治を超えて:脱封建的近代主義とプレ・モダン・ジャパン:「日本人」の日本・東洋回帰へ向けて


テーマ:日本再生・東洋ルネサンス計画


今は余裕がないので、検討できないが、問題はやはり、戦後である。アメリカは、反共政策のために、A級戦犯を解放した。これが、戦後の官僚社会主義=国家統制主義の根因であろう。
 問題は、官僚社会主義=国家統制主義の意味である。これは、これまでの述べてきたように、封建的同一性主義である。これに、唯物的近代主義が入るのである。決して、個・差異の思想は入らないのである。この事態を封建的近代主義という妙な言い方で表現しもした。
 問題は、日本の個・差異の思想の根拠である。明治維新は、個・差異的エネルギーと天皇制的封建制(官僚制)の混淆であった。戦後、これらが否定されて、近代合理主義が入った。しかしながら、戦前の封建制(官僚制)が残ってしまったのである。
 これが、現代日本の軛なのである。問題は天皇制というよりは、封建制・官僚制である。この上下ヒエラルキーを突破する必要がある。日本的個・差異に回帰する必要がある。
 日本的個・差異は、プレ・モダン・ジャパンにあるのである。神道や禅仏教等に回帰すべきである。科学・技術は、それと矛盾しないのであり、返って、両者は相互的に創造的になるのである。
 「日本人」は日本や東洋に回帰すべきである。脱亜入欧イデオロギーからエクソダスすべきである。

追記:問題は明治維新の哲学的意味である。既述したように、それは、日本ルネサンスであった。しかし、同時に、全体主義へと導くものであった。簡潔に言えば、明治維新において、日本人のMedia Pointが激しく開いたのである。しかし、同時に、父権主義/封建主義があったために、連続的同一性化=同一性主義化したのである。これが短絡化をもたらし、全体主義へと導いたと考えられる。
 戦後、象徴天皇制によって、Media Pointが閉ざされたのである。問題は、戦後日本におけるMedia Pointの閉鎖を突破することである。この同一性主義言説空間を破壊しないといけないのである。
 それは、封建的近代主義と米国的同一性主義との癒着によってもたらされている。
 今日、米国的同一性主義が解体の過程にあり、また、封建的近代主義の自公党が支離滅裂の政治を行っている、《カオス》の様態にあり、日本において、トランス・モダンMedia Point言説空間を開くことが重要な問題となっている。
 自公党の問題は、米国的同一性主義に隷属した封建的近代主義(封建的同一性主義)の問題である。封建主義/父権主義のもつ卑しい利己主義の壁の突破が問題なのである。

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参照:

定額給付金 早くも反旗 所得制限、異論相次ぐ

11月13日21時36分配信 毎日新聞

定額給付金 早くも反旗 所得制限、異論相次ぐ

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鳩山邦夫総務相=国会内で2008年11月12日、藤井太郎撮影
 総額2兆円の定額給付金をめぐる混乱が13日、早くも顕在化した。市区町村に委ねられた所得制限では、鳩山邦夫総務相は地方の反発に考慮し、空文化が望ましいという考えを表明。千葉市は早々に制限を設定しない方針を決めた。また、全国市長会が窓口に負担がかからない仕組みを政府に要望する決議を行ったほか、政府による給付を求める意見も飛び出した。【石川貴教、斎藤有香、沢田石洋史】

 鳩山氏は13日の衆院総務委で「スピードが肝心であり、シンプルにして全世帯、全国民がもらえることを大原則にしないといけない。そうしないと自治体が混乱する」と強調。滝野欣弥総務事務次官も会見で「全員給付を可能にしたうえで市町村の裁量が働く」と述べ、全員給付が基本路線との認識を示した。

 全国市長会佐竹敬久会長(秋田市長)が口火を切る形で、全国から事務負担の大きさに難色を示す声が相次いでいることを受けた対応だった。

 こうした中、千葉市の鶴岡啓一市長は13日の定例会見で「ばらまき政策だと言われるが、必ず喜ばれる。私も必ず受け取りたい」と定額給付金そのものは評価しつつ、「自治体が所得制限をするのは困難」と明言した。

 一方、全国市長会は13日の理事・評議員合同会議で「混乱をきたさないよう極力簡素な仕組みとし、都市自治体の実態や意見を十分踏まえること」などを政府に求める決議を採択。佐竹会長はプロジェクトチームを設置し、政府との折衝に当たる考えを示した。

 合同会議には全国から約170人が出席。質疑では「厳しい財政状況下で2兆円ものお金を突如ばらまく政策判断で、このまま進めば国が滅ぶ」(松浦正人山口県防府市長)といった意見も出た。

 これとは別に横浜市中田宏市長は13日、首相官邸総務省を訪ね、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)を利用して政府が給付金を配るよう提案。「国が発送すれば市町村はみんな喜ぶ」とぶち上げた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081113-00000022-maip-pol

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IMF強化へ10兆円拠出=金融サミットで首相表明へ
 麻生太郎首相が米ワシントンで14日から開かれる金融危機対策のための緊急首脳会合(サミット)で、国際通貨基金IMF)に対して日本の外貨準備から最大10兆円規模の資金拠出を表明することが13日、分かった。政府関係者が明らかにした。金融危機によって打撃を受けた新興国や途上国へのIMFの支援融資を後押しするのが狙い。 (時事通信)

・ <金融サミット>政府がIMFに10兆円融資 - 1兆ドル(約100兆円)に上る日本の外貨準備。毎日新聞(11月12日)
・ 金融サミット、危機突破のため日本が中心的役割果たす=官房長官 - ロイター(10月20日)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/international_monetary_fund/

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田原総一朗の政財界「ここだけの話」
田母神論文」問題の本質は
“決起”の危険性

2008年11月13日

 11月11日、参議院田母神俊雄航空幕僚長、つまり、元航空自衛隊のトップの参考人招致が行われた。

 僕は直接国会に行ったわけではないので、議事録を読んだだけなのだが、このやりとりを見て非常に歯がゆい思いがした。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20081113/112209/