検討問題:人間の発生:差異イデアの共立の仕組みについて

後で、検討したいが、ひとこと言うと、ゲノム論は、DNAの複合体の全体像(「遺伝子情報」)を明らかにしつつあるが、問題は、どうして、ゲノムが創造されたのか、等は明らかにしない。物質的心身の青写真の分析としては、いいだろうが、どのように発生したのかは、わからないのである。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Dna-split.png


 ここで、作業仮説して、ゲノムをプラトニック・シナジー理論のメディア界における一つの差異共振様態、即ち、メディアとしてのイデアの物質像としよう。つまり原ゲノム、ゲノム・「イデア」が、メディア界に存すると仮説するのである。原ゲノムは、複数・多数の差異イデアの共振シナジー態であると考えられよう。ここで、さらに作業仮説すると、差異共振シナジー態を種別化しよう。差異シナジー1,差異シナジー2,差異シナジー3、・・・差異シナジーnをメディア界・メディア平面で考えよう。これらが、さらに、シナジー化すると考えることができるだろう。つまり、差異シナジーの多重多層化が発生するのである。この多重多層差異シナジーが、簡単に言えば、原ゲノム=ゲノム・イデアではないだろうか。この即非・共立的多重多層化によって、心身の原型・「イデア」が形成されるのではないだろうか。例えば、花のイデアとは、この即非・共立的差異共振シナジー多重多層態と考えることができるだろう。つまり、コーラとしてのメディア界があり、ここで、差異共振シナジーが多重多層複合化、即ち、形態形成化すると思えるのである。差異共振シナジーの多重多層複合機能をもつメディア界・コーラが考えられ、ここに、多種多様な原ゲノム=ゲノム・イデアが形成されると考えることができるだろう。
 このように考えると、オカルティズムのような絶対的階層を考えずに済むだろう。後で、差異共振システムについて、さらに、感覚・知覚・意識・認識等について、考察しよう。


参考:


ゲノム
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
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この項目では生物学用語のゲノムについて説明しています。
漫画作品の「ゲノム」についてはゲノム (漫画) をご覧ください。

ゲノム (genome) は「ある生物 をその生物足らしめるのに必須な遺伝情報」として定義される。すなわちその生物の遺伝子 の総和である。遺伝子「Gene」と、全てを意味する「-ome」をあわせた造語であり、英語ではジーノムと発音される。複数の染色体 からなる二倍体細胞においては全染色体を構成するDNAの全塩基配列を意味することもある。

1920年 にH. Winklerによって配偶子 が持つ染色体 の一組として定義された。後にコムギ の研究を通して木原均 (1930年 )がある生物 をその生物足らしめるのに必須な遺伝情報 として概念的に定義し直した。通常二倍体 細胞 においてはその半数体 に含まれる遺伝情報を意味する。


半数体ヒトゲノム は約30億塩基対 からなり、体細胞 は2倍体であるため約60億塩基対のDNA を核 内に持っている。分裂酵母 では3本の染色体DNA 上に、大腸菌ミトコンドリア では一つの環状DNA 上に保持されている。ヒト免疫不全ウイルス (HIV)のようなレトロウイルス ではRNA が媒体になる。

遺伝子数とゲノムサイズは必ずしも比例しない。両生類や植物のユリのゲノムサイズは大きく、昆虫やトラフグ ではゲノムサイズが小さい。これはイントロン や遺伝子間のジャンクDNA の長さが原因である。進化の過程でゲノムサイズは増加していくが、あるときゲノムをコンパクトにすることが起こるためであると考えられている。

現在の生物学 ではゲノムを研究するゲノミクス を初めとして、オーミクス (-omics) と呼ばれる、網羅的解析を特徴とする研究分野が盛んになってきているゲノムプロジェクト はゲノムの塩基配列を解読することを目標としており、いくつかの種では既に全ゲノム配列が解読済みである。全ゲノム情報を明らかにすることで、有限の因子のなかで研究することができるとされる。しかし実際には偽遺伝子 も存在しており解決すべき問題が残されている。ゲノム研究は SNPs 解析などを通じて医療分野への応用が期待されている。またゲノムは情報でしかなく、実際に機能しているのは発現した RNA やタンパク質であり、生命現象の理解にはこれらを知る必要がある。

ゲノム解読以降の研究を総称してポストゲノムと呼ぶが、新たにゲノムを解読する重要性がなくなるわけではない。ゲノムDNAからの転写産物 (トランスクリプト; Transcript) の総和としてトランスクリプトーム (Transcriptome)、存在するタンパク質 (プロテイン; Protein) の総和としてプロテオーム (Proteome) がある。また代謝産物 (Metabolite) の総和としてメタボローム (Metabolome) という概念もある。これらは組織や器官、細胞周期、生理・病理条件などで変化する。特にプロテオームを扱う分野をプロテオミクスといい、ポストゲノム研究として最も注目されている。

オーミクスでは、データを効率良く網羅的に収集し、コンピュータによって解析するという手法があり、バイオインフォマティックスという分野が登場した。バイオインフォマティックスでは「ハイ・スループット 」がキーワードの一つである。多数の生物種のゲノムが明らかにされ、それらを比較することで生物進化 を解析する上で有力な手がかりとなると考えられている。
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ゲノムサイズの例
生物種 ゲノムサイズ
(bp: 塩基 数)
λファージ 4.8×104
大腸菌 4.6×106
出芽酵母 1.2×107
C. elegans 9.7×107
ショウジョウバエ 1.8×108
ヒト 3.0×109
マウス 3.3×109
エンドウ 4.8×109
トウモロコシ 5.0×109
コムギ 1.7×1010
ユリ 1.2×1011

Note : The DNA from a single human cell has a length of ~1.8m.
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外部リンク

ゲノムネット
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0 " より作成

カテゴリ : 遺伝学 | 染色体