2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

i*(-i)、又は、i⇔(-i)の事象の構造について:二つの認識(対象認識

i*(-i)、又は、i⇔(-i)の事象の構造について:二つの認識(対象認識と自己認識) テーマ:自己認識方程式(i)*(-i)⇒+1関係 空も白み始めた、烏の遠鳴きが増しつつあるなか、東京の今の時刻(6時過ぎ)、仕事前の余裕の時間、本件について考察しよう。この問…

パースの哲学は、連続的差異論である

パースの哲学は、連続的差異論である テーマ:プラトニック・シナジー理論 先に、アメリカの哲学者パースの『連続性の哲学』(岩波文庫)に言及して、その連続性とは、差異共振シナジーではないかと示唆したが、それは、まったくの誤りであったので、ここで…

近代的自我の発生の原因とルネサンス:自己認識方程式の視点から

近代的自我の発生の原因とルネサンス:自己認識方程式の視点から テーマ:ポスト近代的自我/ポスト近代合理主義 明日野氏の卓越した一人称自己認識方程式e^i*e^(-i)⇒e^(i-i)=e^0=1をまず前提として確認しておこう。(これ以前は、(i)*(-i)⇒+1である。) …

(i)*(-i)の虚空間について:(i)と(-i)の関係の考察:その2

(i)*(-i)の虚空間について:(i)と(-i)の関係の考察:その2 テーマ:自己認識方程式(i)*(-i)⇒+1関係 先の考察で、(i)*(-i)【e^i*e^(-i)⇒e^(i-i)=e^0=1 http://theory.platonicsynergy.org/?eid=414738 Theories for the Platonic Synergy Concept. 】を(i)⇔…

検討問題:(i)*(-i)の虚空間について:(i)と(-i)の関係の考察

検討問題:(i)*(-i)の虚空間について:(i)と(-i)の関係の考察 テーマ:プラトニック・シナジー理論 (i)は、原自己であり、(-i)は原他者であり、前者から後者への志向性がある。認識エネルゲイアである。具体的に言うと、思惟から延長への志向性、精神から身…

検討問題:自己認識方程式のiと-iの意味について

検討問題:自己認識方程式のiと-iの意味について テーマ:自己認識方程式(i)*(-i)⇒+1関係 私は、作業仮説ないし思考実験的に、明日野氏の自己認識方程式を一般事象に転用させて使用していることを、お断りして、検討を続けたい。 明日野氏は、+1が光の方…

自己認識、近代的自我、スープラ(シュープラ)・モダンsupramodern

自己認識、近代的自我、スープラ(シュープラ)・モダンsupramodern テーマ:プラトニック・シナジー理論 今は、簡単に触れるが、明日野氏の独創による自己認識方程式、即ち、(i)*(-i)⇒+1をベースに考察すると、(i)*(-i)は、虚軸・虚次元・虚空間(メディ…

(i)*(-i)の虚空間について:(i)と(-i)の関係の考察:その2

(i)*(-i)の虚空間について:(i)と(-i)の関係の考察:その2 テーマ:自己認識方程式(i)*(-i)⇒+1関係 先の考察で、(i)*(-i)【e^i*e^(-i)⇒e^(i-i)=e^0=1 http://theory.platonicsynergy.org/?eid=414738 Theories for the Platonic Synergy Concept. 】を(i)⇔…

I saw a new heaven and a new earth: 近代の終焉と虚次元の発見

I saw a new heaven and a new earth: 近代の終焉と虚次元の発見 テーマ:プラトニック・シナジー理論 近代的自我の問題は、もう、結論がついたと言っていい。それは、明日野氏の自己認識方程式(一人称)(i)*(-i)⇒+1において、=+1、そして、+1のみ、…

反差異・連続的同一性の発生構造について:差異共振様相から、どのよ

反差異・連続的同一性の発生構造について:差異共振様相から、どのように、反差異・連続的同一性が発生するのか、形成されるのか メディア空間においては、(+i)*(-i)が成立している。零度差異共振シナジー様相ないし事象である。これが、現象化するのである…

検討課題:相補性について、他

検討課題:相補性について、他 1) 量子力学の粒子と波動の相補性の概念を、プラトニック・シナジー理論から捉えなおす。 2) 近代唯物科学の超克:近代科学/近代唯物科学から、ポスト・モダン・サイエンス、プロトモダン・サイエンス、メタ・モダン・サ…

合理主義、合理性は、どこから生まれるのか:デカルトとポスト・モダ

合理主義、合理性は、どこから生まれるのか:デカルトとポスト・モダン テーマ:プラトニック・シナジー理論 合理主義、合理性は、どこから生まれるのか:例えば、近代合理主義の近代合理性とは、何であり、どこから発したのか。あるいは、知性とは何なのか…

2つの資本(主義):反差異・連続的同一性資本と差異共振シナジー資

2つの資本(主義):反差異・連続的同一性資本と差異共振シナジー資本 テーマ:差異資本論 これについては、ある意味で、既述したが、イメージ(ヴィジョン)が湧いたので、記しておこう。 プラトニック・シナジー理論における零度差異共振シナジー・メディ…

バッハのカンタータを聴いている:フランドルとメディア生活空間

バッハのカンタータを聴いている:フランドルとメディア生活空間 テーマ:クラシックCD 収納されていたCDをたまたま取り出して、バッハのカンタータを聴いている。 "Aus der Tiefen rufe ich, Herr, zu dir" BWV131 フィリップ・ヘレヴェッへ指揮、コレギ…

+1、−1,+i、-i について:光と闇と自己と他者について

+1、−1,+i、-i について:光と闇と自己と他者について テーマ:プラトニック・シナジー理論 以下の明日野氏の考察に関連して、本件について、思考実験してみたい。 私は、先に、(i)*(-i)⇒+1は、+エネルゲイアによって生起し、+エネルゲイアが闇のエ…

ネオコン/共和党の支配の終焉:ニュー・ポスト・モダンとプラトニッ

ネオコン/共和党の支配の終焉:ニュー・ポスト・モダンとプラトニック・シナジー理論 テーマ:超東西・コスモス・ニューポストモダン文明 以下の論評で、ポール・クルーグマンは次のように述べている。 "But I do hope and believe that this election mark…

自我と近代的自我:他者否定の構造について

自我と近代的自我:他者否定の構造について テーマ:プラトニック・シナジー理論 先に、反差異的同一性=自我という定義を提出したが、近代的自我を考えると、それは、当然、自我の近代的形態である。では、近代的形態とは何かと言えば、それは、反差異的同…

反差異的同一性=自我=自然的態度の発生力学について:近代的自我発

反差異的同一性=自我=自然的態度の発生力学について:近代的自我発生原因試論 テーマ:プラトニック・シナジー理論 簡単に触れるが、先の論考は、一神教に関するものになってしまった。そうではなくて、一般の自然的態度(フッサール)=自我の発生につい…

後期デリダ哲学とプラトニック・シナジー理論:2つのフランス・ポス

後期デリダ哲学とプラトニック・シナジー理論:2つのフランス・ポストモダン:ドゥルーズとデリダ テーマ:プラトニック・シナジー理論 私はデリダに関しては、初期のものをいくらか読んで、後期のものは、読んでいないが、高橋哲哉氏の解説書『現代思想の…

反差異的同一性主観発生の仕組みについて

反差異的同一性主観発生の仕組みについて テーマ:自己認識方程式(i)*(-i)⇒+1関係 (i)*(-i)⇒+1の一人称自己認識方程式を基礎として考察していこう。(i)が原自己であり、(-i)が原他者である。そして、原自己⇒原他者という志向性(⇒)が存するとする。【明…

なぜ、「自己」は、差異を否定した自我であろうとするのか。

なぜ、「自己」は、差異を否定した自我であろうとするのか。ver3 http://de.wikipedia.org/wiki/Bild:Buddha_Kopf.jpg 自己→他者というのが自己の差異の様相である。換言すると、志向性である。しかるに、自己は、他者を否定して、自己同一性(p.s. 反差異・…

なぜ、「自己」は、差異を否定した自我であろうとするのか:ver2:

なぜ、「自己」は、差異を否定した自我であろうとするのか:ver2:一部言い回しを訂正 http://de.wikipedia.org/wiki/Bild:Buddha_Kopf.jpg 自己→他者というのが自己の差異の様相である。換言すると、志向性である。しかるに、自己は、他者を否定して、自己…

反差異(連続)的同一性と−(−i)について:最初の−の起源

反差異(連続)的同一性と−(−i)について:最初の−の起源 今は、本件について、簡単に触れるが、(i)*(-i)⇒+1は、差異的同一性=自己の方程式であるのに対して、(i)*-(-i)⇒−1は、反差異的(連続的)同一性=自我の方程式であると定義化した。 後者は、近代…

−(-i)の最初の−はどこから発したのか:同一性自己=自我の発生構造

−(-i)の最初の−はどこから発したのか:同一性自己=自我の発生構造について テーマ:プラトニック・シナジー理論入門&講座 詳しくは後で論じたいが、この−(マイナス)の原因が分かれば、人間の問題は、ほぼ解決したと言えるだろう。この−のために、人は苦…

近代的自我:差異の否定・排除・隠蔽・無化の構造について

明日野氏の反動に関する試論は、後で検討することにして、今は、簡単に本件について触れて留めたい。 (+i)*(−i) ⇒+1が一人称の自己認識方程式である。例えば、(+i)を自己とすれば、(−i)が他者になる。これは、内在的他者である。内界の他者である。自…

ルネ・マグリットは、出身は、ベルギーである。やはり、フランドルの

ルネ・マグリットは、出身は、ベルギーである。やはり、フランドルの地霊があると思う。 テーマ:美術・アート フランドルの研究者であるtoxandoria氏に学んで、私の好きなスピノザ、エラスムス、ホイジンガ、そして、文人ではないが、バッハ演奏家のグスタ…

⇒同一性と⇒差異について:光・コスモスと闇・カオスの均衡・調和

⇒同一性と⇒差異について:光・コスモスと闇・カオスの均衡・調和 テーマ:プラトニック・シナジー理論 以下に明日野氏の自己認識のエネルギー保存則が述べられている。 即ち、+i*(-i) + i*j*k⇒0言わば、(一人称自己認識)⇒1+(三人称自己認識)⇒−1⇒0…

写真と精神:精神的視覚と「写実」:同一性主義批判と新東洋文明曙光

写真と精神:精神的視覚と「写実」:同一性主義批判と新東洋文明曙光 テーマ:美術・アート 先に、映画と精神について、簡単に言及したので、ここで、本件について簡単に触れたい。もっとも、これは、芸術と精神ないし感覚と精神の問題として一般化できるが…

連続的差異と同一性:近代の終焉と新東洋文明

連続的差異と同一性:近代の終焉と新東洋文明 テーマ:新東洋文明 今は、簡単に触れるに留めるが、私が問題にしたいのは、先に述べた不連続的同一性と連続的同一性の問題である。領域で言えば、メディア/現象境界の事象である。これは、正確には、不連続的…

絶対的超越性ないし超越神について

キルケゴールに関連して、超越神ないし絶対的超越性の問題について、検討する必要がある。 キルケゴールは、『おそれとおののき』の中で、息子イサクを神から犠牲にするように言われて、そうする決意した父アブラハムの信仰に、いわば、絶対的信仰を見ている…