2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

精神電磁波の時代the Spiritual Electromagnetic Wave Age

精神電磁波の時代the Spiritual Electromagnetic Wave Age テーマ:新霊性new spirituality Spirit(精神)とは何だろうか。今日、ふと、70年代初期のことを思った。思うに、70年代前半と後半では、精神において、まったく違うのではないかと思ったりす…

イデア界からMedia Pointへ:イデア界における空虚(空・空孔)のポ

イデア界からMedia Pointへ:イデア界における空虚(空・空孔)のポテンシャル・エネルギー テーマ:メディア・ポイントMedia Point 昨日に続き、本件を考察しようと思っていたが、暑さのため、思考意欲が低下している。でも、少しは考えたい。 三島の『暁の…

村上春樹の日本語は機械的で、不自然である。彼の文体は日本語言語意

村上春樹の日本語は機械的で、不自然である。彼の文体は日本語言語意識を破壊する。 テーマ:文学・哲学 村上春樹の『ねじまき鳥クロニカル 第1部 泥棒かささぎ編』を読んでいるが、先に触れたが、声の文体と身体性の希薄さを感じているが、違和感を感じつ…

イデア界の均衡が破れる原因とは何か:なぜ、イデアは、エネルゲイア

イデア界の均衡が破れる原因とは何か:なぜ、イデアは、エネルゲイア化するのか:試論1 テーマ:メディア・ポイントMedia Point 三島由紀夫の阿頼耶識論について考察しているうちに、これまで伏してきた根本的問題に考えが向いたので、ここで考察してみよう…

三島由紀夫の『豊饒の月』の第三巻『暁の寺』の阿頼耶識論:PS理論と

三島由紀夫の『豊饒の月』の第三巻『暁の寺』の阿頼耶識論:PS理論と三島の阿頼耶識論乃至は唯識論 テーマ:文学・哲学 貪るように、『暁の寺』を読み始め、途中を少し飛ばして、本巻の主人公、本多の阿頼耶識(あらやしき)論ないしは唯識論の箇所を再読し…

臨時のアーカイブ

ドル崩壊を米国が認めた 昨年から始まっていたIMFによる通貨会議が本格化してきた。 現在、世界の貿易の圧倒的多数の決済=支払いが、米国ドルで行われている状況を変更しようと言う会議であり、米国、EU、サウジアラビア、中国、日本の5ヵ国で、世界…

ハイデガーの『存在と時間』と三島由紀夫文学:三島ルネサンスへ向け

ハイデガーの『存在と時間』(中公クラシック)を、納得しながら、しかし、冗長な叙述にすこし退屈しながら読んでいたが、ふと、数日前に駅前の本屋で手に取った三島由紀夫の『鏡子の家』の夏雄の富士山麓青木ヶ原樹海での神秘体験の叙述に興味をもったので…

三島由紀夫の『鏡子の家』;一茎の水仙による、夏雄の神秘からの快癒

先に、富士山麓青木ヶ原樹海での、日本画家、夏雄の神秘体験(無の体験)の場面を引用した。作品では、その後、怪しげな神秘家に出会い、神秘を深化させるが、結局、神秘から現実へと回帰する。その箇所を引用したい。「神秘に傾倒するようになってから、僕…

身体の潜在意識と心の顕在意識:量子的身体意識と心的意識:永遠の生

身体の潜在意識と心の顕在意識:量子的身体意識と心的意識:永遠の生々流転するMedia Point テーマ:ポスト・モダン/トランス・モダン哲学 たまたま、テレビをつけたら、筋肉についての番組で、貧乏ゆすりにも意味があることを述べていた。ちらとしか見なか…

Media Pointとハイデガーの存在:Media Point=「存在」=空=量子=

Media Pointとハイデガーの存在:Media Point=「存在」=空=量子=心 テーマ:メディア・ポイントMedia Point 本件に関して、直感で感じていることを言おう。 ハイデガーの存在とは、PS理論のMedia Pointにほぼ相応するように思う。つまり、イデアと物質と…

三島由紀夫の『鏡子の家』は反モダンとしてのポスト・モダンの解体と

三島由紀夫の『鏡子の家』は反モダンとしてのポスト・モダンの解体としてのトランス・モダン小説だろう テーマ:文学・哲学 ハイデガーの『存在と時間』を読んでいると、洞察力には瞠目するものの、叙述のペースが遅いというか、冗長なので、退屈しないわけ…

三島由紀夫の『鏡子の家』は哲学的(トランス・モダン)小説である:

三島由紀夫の『鏡子の家』は哲学的(トランス・モダン)小説である:アポロとディオニュソス テーマ:文学・哲学 今から、約半世紀前(昭和34年、1959年発行)の三島由紀夫の、当時批評家からは黙殺され、ある意味で、作家三島を半殺しにした作品であ…

フッサールの志向性とハイデガーの気遣い:差異・即非・同一性志向性

フッサールの志向性とハイデガーの気遣い:差異・即非・同一性志向性としての気遣い:開かれたM.P. テーマ:哲学 ハイデガーの『存在と時間』におけるキー・コンセプトの一つが、気遣いである。現存在とか世界内存在とかの、難しい抽象語の中にあって、「気…

フッサールとハイデガー:超越論的主観性と存在:差異共振性と現象学

フッサールとハイデガー:超越論的主観性と存在:差異共振性と現象学 テーマ:哲学 フッサールの超越論的主観性についてはいろいろ述べたが、ここで、ハイデガー現象学と比較するため、再考したい。 ここでは、直感で述べたい。フッサールの超越論的主観性と…

構造主義の差異とポスト・モダンの差異の相違点:構造主義は現象学を

構造主義の差異とポスト・モダンの差異の相違点:構造主義は現象学を無視した近代合理主義の極限である テーマ:哲学 本件については先に簡単に述べたが、これは、重要な問題なので、ここで、さらに詳しく検討したい。 私は、構造主義の差異とは、同一性間の…

toxandoria氏の政治批判の文章は、アートと文学や世俗との雅俗混淆の

toxandoria氏の政治批判の文章は、アートと文学や世俗との雅俗混淆のカリカチュアをもった、ポリフォニック(多声的)な文体である(p.s. 正に、差異共振的な文体である)。これは、新しい日本語を創造していると思えるのである。知的、批判的精緻・正確さ、…

三島由紀夫の『鏡子の家』:三島の毒を通した《光》:Media Pointの

三島由紀夫の『鏡子の家』:三島の毒を通した《光》:Media Pointの太極性 テーマ:文学・哲学 今日、三島由紀夫の『鏡子の家』 http://www.mishimayukio.jp/sakuhin36_2.html#kyoko を買った。税込みで780円。買う前に、店内で冒頭から立ち読みしたが、…

Media Pointの世界の様相について:M.P.における差異の連続性と不連

Media Pointの世界の様相について:M.P.における差異の連続性と不連続性の様相 テーマ:メディア・ポイントMedia Point 先に、Media Pointを差異の連続性と不連続性の相補性の様相であると述べたが、それらの共振性であると言うのをためらった。なぜなら、共…

構造主義再々考:同一性の差異の構造と差異と超虚性:構造と現象学と

構造主義再々考:同一性の差異の構造と差異と超虚性:構造と現象学とポスト・モダン テーマ:哲学 先に、ソシュールの構造主義について勘違いしていたので、ここで再考したい。 先ず、その前に、構造主義とは直接関係ないが、現象学やポスト・モダン理論に関…

構造主義再考:構造と現象学とポスト・モダン

構造主義再考:構造と現象学とポスト・モダン テーマ:哲学 bloghiro-dive氏が構造主義について明快丁寧に解説されていて、いろいろ考えさせられる。 * レヴィ・ストロース文化人類学…構造主義の挑戦 * 続ソシュール言語学…その問題とデリダの批判 * 言葉と…

ハイデガー現象学とは何か:仏教的本質の西洋哲学化

ハイデガー現象学とは何か:仏教的本質の西洋哲学化 テーマ:哲学 ハイデガーの『存在と時間』(中公クラシックス)を読み進めているが、ハイデガーのエクリチュールが明らかに、第1部第1篇第4章辺りから変わって、迂回するような文体からより直截的な文体…

現象学と構造主義とポスト・モダン:脱構造主義としての現象学/ポス

Bloghiro-dive氏による構造主義の明快な解説を読んで、本件の三つの理論の関係を整理したいと思った。 Bloghiro-dive氏の説明からわかるのは、構造主義の構造とは主観性から独立した深層構造があり、これが、現象を規定しているということである。すると、深…

ハイデガーの『存在と時間1』の圧巻:第4章:共存在および自己存在

ハイデガーの『存在と時間1』の圧巻:第4章:共存在および自己存在としての世界内存在 テーマ:哲学 ハイデガーの『存在と時間1』の《第1部第1篇第4章:「共存在および自己存在としての世界内存在」:第25節〜第26節》は、本書の圧巻である。 ここ…

「存在と非存在」とは虚界と実界の交叉を意味するだろう:M.P.として

「存在と非存在」とは虚界と実界の交叉を意味するだろう:M.P.としての「物質」=「意識」 テーマ:メディア・ポイントMedia Point 明日野氏の核心的に重要な解明であるので、ここに貼り付けさせていただく。『固有の「存在と非存在」の振動数』という表現が…

宗教の次元:虚界とMedia Pointのエネルゲイアと現象界:又、エネル

宗教の次元:虚界とMedia Pointのエネルゲイアと現象界:又、エネルゲイアの二重性について テーマ:一神教/多神教 先に、宗教の次元は、虚界であると言ったが、それは、不正確である。旧約聖書やギリシア神話や古事記を見ればすぐわかるように、「神」はエ…

「物質」とは何か:超越的差異とMedia Pointと物質

「物質」とは何か:超越的差異とMedia Pointと物質 テーマ:メディア・ポイントMedia Point 本件の問題については、量子ないし素粒子を考えるのが適切だと考えられる。 量子や素粒子は通常、物質と考えられている。しかし、PS理論から見ると、量子や素粒子は…

デリダの脱構築理論について:差延と同一性:差延は連続的差異である

デリダの脱構築理論について:差延と同一性:差延は連続的差異である テーマ:ポスト・モダン/トランス・モダン哲学 デリダの脱構築理論とは、ロゴス中心主義(同一性中心主義)に対して、差異中心主義(差延主義)を提唱することによって、ロゴス中心主義…

同一性と差異との境界について:ポスト・モダン哲学とPS理論

同一性と差異との境界について:ポスト・モダン哲学とPS理論 テーマ:メディア・ポイントMedia Point 本件の問題は、先に、デリダ哲学を問題にしたときに言及した同一性パラドクス様相で説明できるだろう。しかし、ここは、構造主義の構造にも相当するだろう…

光と重力:闇と無重力:脱同一性とメディア・ポイント的超越性

光と重力:闇と無重力:脱同一性とメディア・ポイント的超越性 テーマ:メディア・ポイントMedia Point 先に、無重力状態は、メディア・ポイント(M.P.)状態となり、超重力子が作用して、高次元体験が生じるような、SF的なことを言った。 即ち、重力は同一…

重力とは何か

重力とは何か テーマ:メディア・ポイントMedia Point リサ・ランドールの五次元論で、時空四次元と五次元を連絡するもの・メディアとして、重力ないし重力子が唱えられている。考えてみると、いちばん身近にあるものと考えられているものでありながら、いち…