「存在と非存在」とは虚界と実界の交叉を意味するだろう:M.P.として

「存在と非存在」とは虚界と実界の交叉を意味するだろう:M.P.としての「物質」=「意識」


テーマ:メディア・ポイントMedia Point


明日野氏の核心的に重要な解明であるので、ここに貼り付けさせていただく。『固有の「存在と非存在」の振動数』という表現が難しいかもしれないが、「存在と非存在」とは、虚界と実界ないし虚軸と実軸との交叉であるMedia Pointの事象を指していると考えられる。
 「物質」とは、この「存在と非存在」の振動によって発生するのであるが、これまでの物質観では、非存在ないし虚界性を外していると考えられるのである。高次元の要素が「物質」には関与しているのである。私の先の考察から言うと、「存在と非存在」との振動とは、±の微粒子の連続化する波動である。そして、そこには、虚界的な不連続な±の微粒子も存しているのである。おそらく、「物質」は超越的なエネルギーと言えると思えるのである。言い換えると、「物質」には、高次元が暗在しているのである。この次元を現代の量子力学は捉えようとしているのである。
 思うに、虚界をイデア界を捉えるのは正しい。リサ・ランドール(Lisa Randallと綴るが、普通なら、リサ・ランダルとなるが、ランドールというのは、特殊な読み方である)の五次元仮説は、「物質」の虚界性ないしイデア性を捉える試みであると考えられる。「物質」は(ここでは、量子や素粒子を考えている)、物質であり、且つ、非物質であると言えるのではないだろうか。
 別稿で、精緻に検討したい。

p.s. 別稿と言ったが、もう少しここで、考察を行いたい。少し私は勘違いしていたようだが、Media Pointにおいて、連続性と不連続性、粒子と波動の二つの二重性、即ち、四重性が発現するが、このとき、不連続性に関して、私は、それが、虚界的であると考えたのである。
 そういうことも可能であるが、実際のところ、微妙である。端的に、M.P.は、虚界と実界の即非様態なのである。それを「存在と非存在」の即非様態ということができる。だから、私が考えた、M.P.における不連続性である微粒子であるが、それは、M.P.的であると同時に、虚界的であると言えるのではないだろうか。【思いつきであるが、不連続な微粒子とは、虚界の差異(虚的差異)の影ではないだろか。】
 とまれ、「存在と非存在」の振動数とは、不連続な微粒子が、連続化されて波動となったときのものであろう。これは、量子様態であるが、ここで、不連続な(対の)微粒子を意識の志向性(ノエシス)とするならば、この量子様態はノエシスノエマの原型と言えるのではないだろうか。つまり、意識の原型、原意識と言えるのではないだろうか。ただし、高次元の意識から下降した低次元の意識であるように思える。あるいは、高次元と低次元の中間態かもしれない。後者の方が的確なように思えるが。何故なら、不連続な微粒子は、高次元的であり、連続化した微粒子=波動は、低次元的であるからである。いわば、カオスモス的意識のように思える(参照:ドゥルーズガタリ)。
 この観点から、精神は電磁波的であるという明日野氏の考えは、肯定できる。逆に言うと、電磁波が自体が、虚界的且つ実界的な存在であるのである。
 さて、ここで、やや順序が逆であるが、M.P.における不連続な微粒子と虚界における即非差異との関係を確認したい。以上の考察では、両者を等価に考えた。なぜなら、M.P.は、虚界に連絡しているからである。おそらく、この考えは正しいと思うが、もう少し検討すると、微粒子は連続化して波動となるから、微粒子はもう虚界の差異とは異なるのではないのかという反論が浮かぶが、どうだろうか。確かに、連続化した微粒子=波動は、虚界の差異(虚差異)とは、異なる。それは、実界的であるのである。しかし、それとは別に、不連続な微粒子自体は並存しているのであるから、それは、虚界の差異と考えていいと思われるのである。これで確認を終る。

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一連の時間に関する考察から固有時間の存在が特異性の本質であるが分かる。
author : 明日野甘頓 AKEHINO Amaton

見る2007.08.04 Saturday
PS理論によってエネルギーを統一的に平明簡潔に説明できる。
見る2007.08.04 Saturday
オイラーの公式微分が過去、積分が未来への方向性であること。
見る2007.08.04 Saturday
純粋なMPは、存在と非存在とのMPである。
見る2007.08.04 Saturday
PS理論によるエネルギー関数とアインシュタインのエネルギー方程式より導かれること。⇒物質量も時間の関数
見る2007.08.05 Sunday
単位質量(重さ)とは「存在と非存在」の振動数に依存する。




以上から、所謂、存在の本質的差異が、固有の「存在と非存在」の振動数に依存することが分かる。この「存在と非存在」は、電磁波においても同じであり、振動数、波長が特異性の本質である。
PS理論において、精神作用は電磁波的存在であり、精神作用も固有の「存在と非存在」の振動数に依存することになる。
http://theory.platonicsynergy.org/?eid=622190
Theories for the Platonic Synergy Concept.