2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Media Pointにおける垂直/水平変換構造について(仮タイトル)

Media Pointにおける垂直/水平変換構造について(仮タイトル) テーマ:メディア・ポイントMedia Point 本件は、タイトルがめずらしく決まらないのである。とりあえず、今のままで考察を始めたい。 問題は、Media Pointにおいて、垂直性(虚軸性)と水平性…

「市場化された場に於ける共同体主義」と同一性を包摂する差異共振主

「市場化された場に於ける共同体主義」と同一性を包摂する差異共振主義:差異共同体黙示録 テーマ:トランス・モダン社会の創造・構築 「市場化された場に於ける共同体主義」はKaisetsu氏による新しい社会経済概念であり、今日・現代における経済と社会共同…

『パイドン』のイデア論について:プラトンとプラトニック・シナジー

『パイドン』のイデア論について:プラトンとプラトニック・シナジー理論 テーマ:哲学 古典とは、二種類あるのではないだろうか。現代の視点から、余裕をもって読めるものと、現代的視点に対して、挑んでくるものとがあるのではないだろうか。 プラトンの中…

個体性と輪廻転生:Media Pointと個体性

個体性と輪廻転生:Media Pointと個体性 テーマ:新輪廻転生仮説 輪廻転生について考える前に、Media Pointの構造について、さらに究明しておかなくてはならない。 Media Pointにおいて、先に、同一性構造を見た。それは、主客的空間性を発生させるものであ…

Media Pointから形成される同一性構造について:差異と同一性の力学

Media Pointから形成される同一性構造について:差異と同一性の力学構造の考察 テーマ:差異と同一性 私は自分の経験から、本件を考えるのであるが、青年期において、世界との一体感が喪失されて、「私」と世界が乖離・分離して、世界が客観的対象となる喪失…

プラトニック・シナジー理論(PS理論)の構成図式

表にしようと思ったが、ブログでは表が出ないので、以下のように、図式化する。 1:超越的差異=差異可能(デュナミス)的志向性(超越界) ↓ (プラトン、不連続的差異論) ↓ 2:差異動態(実現、エネルゲイア)的志向性(フッサール) ↓ ↓ 3:Media Poi…

実存性について:本質存在と事実存在(実存):超越的差異⇔超越論的

実存性について:本質存在と事実存在(実存):超越的差異⇔超越論的差異⇔超越論的同一性構造⇔同一性 テーマ:哲学 『コンサイス20世紀思想事典』から実存主義の項を見て、木田元氏の説明によって、そのポイントがわかったというか、思い出した。 極言する…

プラトンの『国家』の第10巻の「エルの物語」:プラトンの輪廻転生

プラトンの『国家』の第10巻の「エルの物語」:プラトンの輪廻転生説 テーマ:新輪廻転生仮説 「エルの物語」は、今で言う臨死体験ないしは幽体離脱体験の話である。それは、戦死したと考えられたエルの「死体」を荼毘に付そうとしとき、甦って、あの世で…

輪廻転生について、又は、Media Point的阿頼耶識(あらやしき)につ

輪廻転生について、又は、Media Point的阿頼耶識(あらやしき)について:新輪廻転生仮説 テーマ:新輪廻転生論 輪廻転生について、又は、Media Point的阿頼耶識(あらやしき)について:新輪廻転生仮説 テーマ:メディア・ポイントMedia Point Media Point…

諸考察:開示(「黙示」)されたMedia Pointによる地球世界進化(相

諸考察:開示(「黙示」)されたMedia Pointによる地球世界進化(相転移)へ向けて テーマ:メディア・ポイントMedia Point 1)Media Point的地球世界進化(相転移)へ向けて:これは検討課題である。 2)グラマトロジー、エクリチュール主義(書記・文字…

一先ずの結論:ポスト・モダンとMedia Point:差異と同一性の問題

一先ずの結論:ポスト・モダンとMedia Point:差異と同一性の問題 テーマ:From Post-modern to Trans-modern これまで、ハイデガーの『存在と時間』の問題に関係させて、ポスト・モダン哲学の意味を、試行錯誤的に、検討してきたが、緻密な分析は、まだ完成…

備忘録(試行錯誤):Media Pointとポスト・モダン哲学

備忘録(試行錯誤):Media Pointとポスト・モダン哲学 テーマ:メディア・ポイントMedia Point 今は、ざっと述べたい。 論点は、Media Pointとポスト・モダン哲学の差異の関係である。結局、簡単に言えば、差異と差異の間に空虚ないしは穴を認めることがポ…

EPRパラドックスとMedia Point:量子は、虚存在と実存在の交叉である

以下のEPRパラドックスやEPR相関であるが、これは、以前言及したが、Media Pointの視点で見ると整合的に説明できるだろう。以下における全スピンがゼロである2電子系であるが、これを、i*(-i)のMedia Point化と見ればいいのである。例えば、iを上向きのスピ…

志向性について:連続性と不連続性の即非としての志向性:ポスト・モ

志向性について:連続性と不連続性の即非としての志向性:ポスト・モダンからトランス・モダンへ テーマ:ポスト・モダン/トランス・モダン哲学 今日、再び、タリーズで『存在と時間』の続きを読んでいたら、ある表現に触発されて、思考が涌き出して、本の…

仏教や神道は、根源を超越的差異の領域(超越界)においていると思う

仏教・神道とキリスト教:Media Pointの諸様相の視点から テーマ:新霊性new spirituality 仏教や神道は、根源を超越的差異の領域(超越界)においていると思う。もっとも、空はMedia Pointであるが。 ところで、キリスト教や一神教はどうだろうか。私は、超…

Media Pointの諸様相:超越的差異⇒超越論的差異⇒超越論的同一性構

Media Pointの諸様相:超越的差異⇒超越論的差異⇒超越論的同一性構造⇒同一性 テーマ:メディア・ポイントMedia Point 先に、ハイデガー哲学、そして、ポスト・モダン哲学とは、超越論的差異を基盤とした哲学であるとした。また、ニーチェ哲学もそうであるとし…

瞑想時間を生活に:肚で瞑想し、空となり、無(超越性)とつながる:

瞑想時間を生活に:肚で瞑想し、空となり、無(超越性)とつながる:西洋哲学の終焉と新東洋哲学の誕生 テーマ:新霊性new spirituality 先に、ハイデガー哲学を論じて、西洋哲学・西洋文化が、超越論的構造に囚われていること、そして、東洋哲学・東洋文化…

超越的差異と超越論的差異の相違点:Media Pointと超越論的構造:ポ

超越的差異と超越論的差異の相違点:Media Pointと超越論的構造:ポスト・モダンを超えて テーマ:哲学 先に、ハイデガーの『存在と時間』から、その哲学が、「超越論的差異」的同一性構造であることを述べたが、超越論的差異が本来的自己ないしは存在を、同…

ハイデガー哲学を超えて:Media Pointと超越論的差異:PS理論とポス

ハイデガー哲学を超えて:Media Pointと超越論的差異:PS理論とポスト・モダン哲学:v2 テーマ:ポスト・モダン/トランス・モダン哲学 現存在をMediaPointとするなら、垂直共振性が水平共振性を帯びるはずである。しかし、現存在には、水平共振性が欠損して…

ハイデガー哲学を超えて:Media Pointと「超越論的差異」的同一性:P

ハイデガー哲学を超えて:Media Pointと「超越論的差異」的同一性:PS理論とポストモダン テーマ:ポスト・モダン/トランス・モダン哲学 今日は、比較的涼しかったが、タリーズに行って、『存在と時間』の未読部分を読みつづけた。そして、思索して、本に書…

『存在と時間』の他者としての「良心としての呼び声」

『存在と時間』の他者としての「良心としての呼び声」『存在と時間』には、他者が不在であると言ったが、どうやら、それは訂正しなくてはならない。他者は、「良心としての呼び声」であると考えられる。 しかしながら、この点に関しては、先の批判が適用され…

『存在と時間』の存在:存在の「良心」と道具的世界:存在は唯一者=

『存在と時間』の存在:存在の「良心」と道具的世界:存在は唯一者=エゴイストではないか? テーマ:哲学 先に、ハイデガーの世界には、他者が不在であることを述べた。ハイデガーの世界は道具的連関が支配する。そのような世界における現存在が世界内存在…

ハイデガーの『存在と時間』と他者の不在

ハイデガーの『存在と時間』と他者の不在 テーマ:哲学 『存在と時間』から、事物への配慮があるが、他者の不在を表していると考えられる箇所を引用したい。「・・・世界内存在は、差しあたって世界という現象に着目して性格づけられた。しかもわれわれの究…

ハイデガーの『存在と時間』に見られる問題点:配慮的気遣いと他者の

ハイデガーの『存在と時間』に見られる問題点:配慮的気遣いと他者の不在 テーマ:現象学 今は、余裕がないので、引用しないが、ハイデガーの『存在と時間』は、後半、他者不在の哲学になっていると考えられる。 前半においては、他者への顧慮と事物への配慮…

ハイデガーの「気遣い」とは何か:PS理論の視点から:水平的Media Po

ハイデガーの「気遣い」とは何か:PS理論の視点から:水平的Media Pointとしての気遣い テーマ:ハイデガー現象学とPS理論 想像するに、ハイデガーの言う「気遣い」とは、Media Pointにおける現象に対する志向性ではないだろうか。つまり、Media Pointにおけ…

自然ー社会ー経済三元的差異共振世界仮説

自然ー社会ー経済三元的差異共振世界仮説 テーマ:トランス・モダン社会の創造・構築 ルドルフ・シュタイナーは、三層社会有機体論を立てた。それは、精神と法律と経済の連結である(「精神生活−法生活−経済生活、三分節化された社会有機体の統一化」 http:/…

差異共振性の垂直性と水平性:生活世界と差異共振的政治:トランス・

差異共振性の垂直性と水平性:生活世界と差異共振的政治:トランス・モダン・デモクラシーへ向けて テーマ:トランス・モダン社会の創造 差異共振性ないしは差異即非性の概念が、不連続的差異論からプラトニック・シナジー理論への進展・深化(進化)へのキ…

PS理論から、フッサール現象学とハイデガー現象学を考える:試論1

PS理論から、フッサール現象学とハイデガー現象学を考える:試論1 テーマ:日本哲学の創造 芦田氏の論考から刺激を受けて、もう一度、PS理論から、現象学の位置づけを行いたいと思う。勿論、大雑把なアウトラインを描くだけであるが。 先ず、フッサール現象…

ハイデガーの『存在と時間』とプラトニック・シナジー理論(PS理論)

ハイデガーの『存在と時間』とプラトニック・シナジー理論(PS理論) テーマ:プラトニック・シナジー理論 フッサールもそうであるが、ハイデガーの分析的論考は、きわめて綿密であり、その微に入り細をうがった文体とともに、読解するのに多大な知力を要す…

地球世界はどこへ向かうのか:ポスト・一神教的西洋文明とコスモス差

地球世界はどこへ向かうのか:ポスト・一神教的西洋文明とコスモス差異共振文明 テーマ:ポスト・ユダヤ/キリスト教西洋文明 先ほど、精神電磁波の視点から人類史(精神電磁波宇宙人類史)を仮説したが、その視点から、今日のイラク戦争を見ると、キリスト…