2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

メディア界の事象の意味:視覚的イデアから多感覚的イデアへ

《メディア界の事象の意味:視覚的イデアから多感覚的イデアへ:光闇共立多様体とポスト・モダン革命》 先に、私は、メディア界において、差異が共振して、その結果、光が生まれると述べた。丁寧にみよう。差異1☯差異2が、メディア界であり、この☯の対極的…

近代革命の力学構造はどういうものであったか:不連続的差異論の視点

近代革命の力学構造はどういうものであったか:不連続的差異論の視点から 先に、近代革命を、単独性と主客二元論的合理主義の二重革命であると述べた。http://ameblo.jp/renshi/entry-10011899367.html 簡単に言えば、イデア界と現象界の二重性をもつ。 問題…

近代とは何であったのか:ポスト・モダン革命から見た近代革命の意味

近代とは何であったのか:ポスト・モダン革命から見た近代革命の意味 今や、近代主義は、ポスト・モダン理論の完成であると考えられる不連続的差異論の誕生・発見によって、完全に超克されたと言えるのであり、今や反動化した近代主義に対する闘争があるので…

同一性自我によって否定された差異は、どういう《作用》をもたらすの

同一性自我によって否定された差異は、どういう《作用》をもたらすのか 差異とは、人間においては、心身と直観される。いわゆる《心》とは、心身であろう。チャクラ的身体であろう。不連続的差異論では、メディア界に当たる。問題は、近代的自我は、差異を否…

日本の太母とは何か?

神話学的には、天照大神と天皇とは、イシスとオシリス、キュベレとアッティス、聖母マリアとイエス等の関係と対応するだろう。しかし、先に触れたが、太母に当たる女神は何なのかという疑問があるのである。古代ギリシアのガイア、古代中国の玄牝、古代エジ…

二元論と不連続的差異論:東西統一哲学・理論としての不連続的差異論

今、ここにおいて、中沢新一氏の『フィロソフィア・ヤポニカ』を取り上げると、中沢氏のイデア論と唯物論との折衷のハイブリッド哲学を、どう見るかである。中沢氏が言わんとしていることは、よくわかるのである。即ち、光(思惟)に対して、闇(質料)を対…

心身=メディア界の様相について:認識された不連続的差異・イデア界

心身=メディア界の様相について:認識された不連続的差異・イデア界の教化 心身=メディア界は、もっとも、「複雑怪奇」な領域であろう。ドゥルーズ&ガタリがカオスモスと呼んだのは、この領域を指すと考えられる。コスモスとは、イデア界・ガウス平面を指…

差異の共立とは何か:東西文明統一と新コスモス超文明/新ヘレニズム

差異の共立とは何か:東西文明統一と新コスモス超文明/新ヘレニズムの誕生 次のODAウォッチャーズ氏の論考は、とても意味深長であるので、この問題に関して検討したい。「人間の存在認識の多様性と(不連続的差異論上の)メデイア界について」『海舌』http:…

現代思想を、不連続的差異論から、図式化する:私案1

現代思想を、不連続的差異論から、図式化する:私案1 1.イデア界:ニーチェ哲学、フッサール現象学 2.イデア/メディア境界:ドゥルーズ(&ガタリ)哲学 3.メディア界:(ベルクソン哲学?、ハイデガー哲学?、)レヴィ=ストロース構造主義 (ラカ…

時間次元と立体三次元について

今は、簡単に触れるが、X軸=イデア軸、Y軸=メディア軸、Z軸=現象軸としたとき、不連続的差異=イデアの1/4回転によって、垂直に捩れて、XYZ立体次元を形成する。時間は、一見、Z軸であるように思われるかもしれないが、捩れの次元を時間次元と…

不連続的差異と素粒子:ポスト量子力学とポスト大乗仏教:新イデア文

不連続的差異と素粒子:ポスト量子力学とポスト大乗仏教:新イデア文明に向けて 不連続的差異・イデアの垂直/水平十字志向性強度とは、ミクロの黒い光たち、ミクロの玄光たちであり、そのデュナミス/エネルゲイアの発動である1/4回転によって、原初的光…

女性的なものが、今や、問題の核心になっている

女性的なものが、今や、問題の核心になっている 文学を一言で言えば、女性とは何かの探求だろうし、哲学もそうだろうし、自然科学もそうだろうし、工学もそうだろう。経済も、政治もそうだろう。一切合切がここにあるだろう。問題は、西洋文明は、これを、父…

表意文字と不連続的差異論:表意文字の共存性・理念性と表音文字の対

表意文字と不連続的差異論:表意文字の共存性・理念性と表音文字の対立性・現象性 漢字の「山」や「川」であるが、これは、自然の現象を直観で捉えた文字であろう。「山」は、三角形であり、あるいは、3つの峰であろう。これは、直観的抽象能力である。では…

言語構造と差異:文法と不連続的差異/特異性:付録:一神教を「脱構

文字言語構造と差異:文法と不連続的差異/特異性:「一神教を解体する」を含む 問題は、例えば、一人称の主語と特異性の「私」とは、どういう関係があるのかということである。また、いったい、言語における人称や文型とは何か、という問題がある。問題を単…

何回の1/4回転によって現象が生まれるのか:ガウス平面の回転につ

何回の1/4回転によって現象が生まれるのか:ガウス平面の回転について:西洋文明の消滅期に臨んで 複素平面での1/4回転と不連続的差異論の3層構成との整合性が、私の考えにおける、現時点での、いちばんの難点、難問である。 先の考察から、問題点は…

イデア界・ガウス平面における不連続的差異の一回転の意味について:

イデア界・ガウス平面における不連続的差異の一回転の意味について:Ver. 1 半田広宣氏から本件について質問があったので、ここで、現時点での私の考えを述べたい。 イデア界・ガウス平面における不連続的差異=イデアの回転の問題は、いろいろ試行錯誤を続…

差異と自我の関係:自我とは何か:自我は永遠不滅である

差異と自我の関係を明確にする必要がある。なぜなら、それは、「魂」の不死の問題に関係するので、きわめて重要だからである。先の考えでは、自我=魂=差異は、永遠不滅であった。そして、それ以前は、魂は、メディア界に、いわば、原型のように残ると考え…

差異共立問題:ポスト・ポストモダンないしパラモダン理論

差異共立問題:ポスト・ポストモダンないしパラモダン理論 後で検討したいが、政治経済社会文化自然総体としての世界の「科学」として、不連続的差異論を考えると、現象界、現象体は、イデアを内包したメディアの現象した世界・個体である。つまり、現象は、…

イデア界における不連続的差異の共立構造について:不連続的差異直立

イデア界における不連続的差異の共立構造について:不連続的差異直立力学としての多元的共立倫理性 イデア界の不連続的差異・イデアの共立とは、どういうことか。差異の内在的十字原力が、超光速で、多者の差異をキャッチ(直覚)するのではないか。ライプニ…

半田広宣氏のコメント「メディア界と潜在化したイデア」に答える

半田広宣氏のコメント「メディア界と潜在化したイデア」に答える 以下、半田広宣氏のコメントに、赤字で、答えたい。なお、次の考察のコメントである。 http://ameblo.jp/renshi/entry-10010580026.html#c10017319719___________________…

時間論:1

時間については、何度も、考察してきたが、未だに、明確な解明に達していない。最新の考えでは、時空間は、微分/積分の同一力によって発生することで、結局、微分力が時間ということになるのだろう。 ここで、少し脱線すると、十代の頃、動きというものを不…

不連続的差異論における1/4回転がもたらす力学構造は何か

後で検討したいが、簡単に触れる。 最初は、2回の1/4回転を考えたが、今では、3回の1/4回転によって現象界が出現すると考えている。第1回目の1/4回転では、ゼロ化がもたらされ、第2回目の1/4回転では、同一性構造がもたらされ、第3回目の1…

ポストモダン理論とソーカル事件:ポストモダニズムと近代主義の衝突

ポストモダン理論とソーカル事件:ポストモダニズムと近代主義の衝突:モダンからパラ・モダンへ ソーカル事件は、今や、忘失されているというか、日本では、あまり問題にならずに、忘却されたようだ。 私は、社会的問題になっているときは、距離を置きたい…