重力とは何か

重力とは何か


テーマ:メディア・ポイントMedia Point


リサ・ランドールの五次元論で、時空四次元と五次元を連絡するもの・メディアとして、重力ないし重力子が唱えられている。考えてみると、いちばん身近にあるものと考えられているものでありながら、いちばん謎めいているのである。
 重力は一般相対性理論素粒子論でも核心的問題となっているが、私は、例に拠って、直感から少し述べてみたい。
 日常の観察から、光は天と、闇は地と結びつく。そして、地上においては、重力は、大地の力と結びつく。しかし、潮の満ち引きは、月の重力が関係するのだから、単純ではない。
 重力子という考えもピントこない。ここでは、空想的に考えを言うと、質量にかかる力が重力である。ニュートンの公式で言えば、質量と質量の間に生じる力である。だから、質量力と言えないことはないだろう。
 ここでまったくの空想だが、同一性の力を重力、差異の力を電磁力としたらどうなのだろうか。差異1⇒差異2、差異2⇒差異1において、⇒は同一性志向性である。これを重力にしたらどうなのか。しかしながら、同一性志向性は基本的には、光に関係するだろう。
 では、逆にして、同一性の力を光の力、差異の力を重力としたらどうだろうか。この方が興味深い。こう考えると、リサ・ランドールの五次元の仮説と結びつく可能性が出てくるだろう。
 つまり、差異は現象世界・現象宇宙においては、同一性の力によって、隠蔽・秘匿され潜在している。しかしながら、非存在ではなく、潜在という様態で存在しているのである。量子・素粒子も、本来は差異の存在であり、物質の観測に顕在したものである。
 つまり、言い換えると、重力や量子・素粒子は、メディア・ポイントM.P.的存在であるということになるのではないだろか。リサ・ランドールが述べているが、重力の本体は隠れていて、その一部が発現しているに過ぎないと言っているが、そう考えると、差異の考え方と共通するだろう。
 だから、重力ではなく、重力子と呼ぶ方が適切になるだろう。重力子、量子・素粒子は、M.P.的現象となる。そう、それらの本体は隠れているのであり、単に一部が現象世界に顕現しているに過ぎないということではないだろうか。そうすると、重力子・量子・素粒子の本体が五次元となり、リサ・ランドールの五次元仮説との結びつきがさらに出てくる。PS理論では、当然、虚軸世界=イデア世界である。
 ここで、差異=重力子、同一性=光の考えを検討しよう。光自体は光子であるから、それは、M.P.と関係するので、同一性=物質現象とした方が正しい。とまれ、差異=重力子と考えると、わかりやすいだろう。なぜなら、差異は差異共振性をもっているから、この共振力が重力になると考えられるからである。磁気や電気と同じである。言わば、重気である。そして、重場である。重子である。
 つまり、重力子は、差異として、本体が、M.P.に存している、それは、重力子的共振性をもち、それが、一部現象して重力現象となっているということではないのか。(差異的)同一性と(差異的)同一性との間に重力が働くが、それは、差異的重力子の共振現象に拠るということになるだろう。言い換えると、重力とは、差異的同一性共振現象の一つであるということになるだろう。地球と月の共振現象としての重力であり、地球と太陽との、地球と他の惑星との共振現象である。そして、銀河系との、さらに超銀河系との共振現象、さらには、五次元世界との根源的共振現象があるということになるだろう。
 ダークエネルギーダークマターの問題も、この観点から、理解できるだろう。つまり、差異ないしM.P.という潜在世界があり、そこに、不可視の、未観測のエネルギーや力が存在しているということになる。ウスペンスキーの四次元論やランドールの五次元論という高次元論は基本的に正しい。思うに、イデア世界はデュナミスで可能世界であり、メディア・ポイント世界がエネルゲイア潜在的力動世界であろう。
 では、高次元とは、イデア世界なのか、メディア・ポイント世界なのか。どちらも、高次元であるが、意味がまったく異なる。イデア世界は金剛界曼荼羅、メディア・ポイント世界は胎蔵界曼荼羅に相当するだろう。両者で高次元世界を形成しているのである。正に、両界曼荼羅である。
 一般相対性理論における、重力による光が曲がることであるが、それは、M.P.の共振力で説明がつくのではないだろうか。M.P.共振力があり、それが、諸力を共振化するのではないだろうか。つまり、差異共振力が、異質な差異を共振化させるのではないのか。
 後で、本稿の内容を再検討したい。

Gravitation
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Gravitation is a natural phenomenon by which all objects attract each other. In everyday life, gravitation is most familiar as the agency that endows objects with weight . Gravitation is responsible for keeping the Earth and the other planets in their orbits around the Sun; for keeping the Moon in its orbit around the Earth; for the formation of tides ; for convection (by which hot fluids rise); for heating the interiors of forming stars and planets to very high temperatures; and for various other phenomena that we observe. Gravitation is also the reason for the very existence of the Earth , the Sun , and most macroscopic objects in the universe ; without it, matter would not have coalesced into these large masses, and life, as we know it, would not exist.

Modern physics describes gravitation using the general theory of relativity , but the much simpler Newton's law of universal gravitation provides an excellent approximation in most cases.

http://en.wikipedia.org/wiki/Gravity

Gravity

Among the four basic interactions that make things stick together - electromagnetic, strong and weak nuclear and gravitational interactions - gravity is the least understood. Gravity is an interaction that happens between bodies with discernible mass.

http://www.bbc.co.uk/dna/h2g2/A565832

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dark sun(不可視の太陽)とは何か:そして、重力問題とMP体験/高次元体験


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D.H.ロレンスのdark sunを黒い太陽と訳すことが普通だが、私は、darkを隠れた、目に見えないの意味にとって、不可視の太陽と考えるということは以前述べた。
 重力問題を考えてメディア・ポイントの差異潜在界の重要性が確認されたが、dark sunとは、メディア・ポイント世界ではないかと思ったのである。確かに、陽光の源泉としてM.P.があるだろう。それは、不可視の太陽と呼べよう。
 ところで、重力について、精緻に考える必要がある。重力子(グラヴィトン)があるなら、粒子であり、波である。重力場があるのである。いったい、重力子の速度はどれくらいなのか。これは、大きな問題だろう。例えば、月の重力は地球にどれくらいの時間がかかって伝わるのか。
 また、質量と重力の関係であるが、万有引力の公式は、


F = G m1m2 / R2


である。質量と質量との積が気になるのである。E=mc^2をm1とm2の場合にすると、E1=m1c^2、E2=m2c^2だから、m1=E1/c^2、m2=E2/c^2である。故に、


F=GE1/c^2・E2/c^2÷R^2=GE1E2/c^4・R^2


となる。結局、物質のエネルギーの積に比例するのである。
 とまれ、ここで、同一性化と重力が関係すると仮定しよう。そして、潜在化する差異がある。つまり、同一性重力があるとするのである。そして、差異的超重力があるのではないだろうか。あるいは、超重力子である。超重力子は、高次元に通じるだろう。
 思うに、光も重力もM.P.においては、超越化して、高次元的様態を帯びるのではないだろうか。また、無重力状態とは、M.P.状態を発生させるのではないだろうか。宇宙飛行士、若田光一氏は、無重力状態を経験して、「われわれの存在する世界は、目に見えているものだけではないという感覚」を感じたというが、これが、メディア・ポイント経験であり、超重力子的高次元体験ではないだろうか。
 メディア・ポイント・エクスペリエンスは、高次元体験である。ヘルダリンのような詩人は、高次元体験をしているのである。いわゆる、神秘主義も一種高次元体験ではないだろうか。
 後で、精緻に考えて、整理したい。