モダン/ポスト・モダン文化バブルと漢籍教養:物質的逆境と真の文化
モダン/ポスト・モダン文化バブルと漢籍教養:物質的逆境と真の文化社会創造:トランス・モダンの訪れ
テーマ:日本再生・東洋ルネサンス計画
今日、聴く気のないCDをブックオフに売った。二束三文である。一枚平均50円〜70円である。ポピュラー音楽ならば、60〜70年代のものは、もうほとんど聴かないと思うが、売る気にはならなかった。それらは、心・魂の記念・記録である。また、クラシック音楽classical musicであるが、バロック音楽を含めて古楽のものは手放したくなかった。ロマン派以降は売ってしまった。
この売るか売らないかの基準は何だろうか。結局、音楽の特異性があるかどうかであろう。言い換えると、差異共振性があるか否かであろう。私は70年代初期のポピュラー音楽には、精神性があると言ってきたが、それは、差異共振性と言える。また、古楽であるが、それも精神性があるのである。やはり、差異共振性があるということなのである。
ということで、基準は、精神性=差異共振性の有無である。すると、ロマン派以降や70年代後半以降の音楽は何なのか、ということになるだろう。とくにポピュラー音楽は、クズ・カスと言えよう。ロマン派以降は、若気の至りである。
結局、まとめていうと、文化バブルであると思う。モダン/ポスト・モダンの文化バブルだと思う。霊学のシュタイナーは、近代が終った後、人類は近代を異質なものとして見るだろうというようなことを言っていたように思える。(どうも記憶があいまいである。)
トランス・モダンの視点に立つと、近代という時代は、中世とは違った意味で暗黒であることがわかる。大暗黒である。戦争等による殺戮は、中世をはるかに越えている。結局、シュタイナーが言うように、西洋近代は唯物論の時代である(あった)のである。今日、唯物論の時代の、いわば、断末魔を迎えているのである。終末論的、「黙示録」的終末論的である。
トランス・モダンの視点から観ると、ほんとうに、近代とは特殊な時代である。人類史における特異な時代である。近代以前、そして、これから迎えるだろうトランス・モダンにおいては、精神性、超越的精神性を人類は積極的に肯定していた(する)のである。この点から言うと、人類史の大汚点のようなエポックであった(ある)。精神の光を喪失した闇の時代なのである。ジョージ・ハリスンが、Living in the Material Worldで歌った"Who can see it"他は、トランス・モダンの歌である(itはヒンズー教の光を指している)。彼は、超越光を見ていたのである。そして、これから、多くの人が見るようになるだろう。そう、シュタイナーは20世紀前半から人類はエーテル体におけるキリストを見るようになると予言していた。(シュタイナーのキリストとは、 Media Pointの超越光のことと見ることができるのである。)
さて、文化バブルのことに戻ると、結局、日本では、近代以前の書籍が復興すると考えられる。漢籍が再重視されるようになろう。漢籍には、魂がある。また、日本の古文も復興するだろう。そして、仏教、とりわけ、神道が復興するだろう。東洋・日本の美術も復興するだろう。そう、日本・東洋ルネサンスである。
物質的には、暗黒の時代に入るが、逆境こそ、魂・心を磨くときである。近代という悪夢を乗り越えて、ほんとうの文化世界を創造するときなのである。トランス・モダンへと飛翔すべきである。
参照:
Artist: George Harrison
Album: Living In The Material World
Title: Who Can See It
I've been held up,
I've been run down
I can see quite clearly now
Through those past years,
When i played towing the line.
I only ask, that what i feel,
Should not be denied me now,
As it's been earned, and
I have seen my life belongs to me
My love belongs to who can see it
I've lived in fear,
I've been out there,
I've been 'round and
Seen my share
Of this sad world
And all the hate,
That it's stirred
I only ask,
That what i know,
Should not be denied me now
As it's been learned,
And i have seen my life belongs to me
My love belongs to who can see it
I only ask, that what i feel,
Should not be denied me now
As it's been earned, and
I have seen my life belongs to me
My love belongs to who can see it.
My love belongs to who . . .
Artist: George Harrison
Album: Living In The Material World
Title: The Light That Has Lighted The World
I've heard how some people, have said
That i've changed
That i'm not what i was
How it really is a shame
The thoughts in their heads,
Manifest on their brow
Like bad scars from ill feelings
They themselves arouse
So hateful of anyone that is happy
Or 'free'
They live all their lives,
Without looking to see
The light that has lighted the world
It's funny how people, just won't
Accept change
As if nature itself - they'd prefer
Re-arranged
So hard to move on
When you're down in a hole
Where there's so little chance,
To experience soul
I'm greatful to anyone,
That is happy or 'free'
For giving me hope
While i'm looking to see
The light that has lighted the world