エネルギーの問題:Media Point の発するエネルギー波動とは、差異波

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エネルギーの問題:Media Point の発するエネルギー波動とは、差異波動なのか同一性波動(物質波動)なのか:電磁波とは差異波動なのか、同一性波動なのか:それは、差異/同一性的即非波動であろう


ドゥルーズガタリがよく使用する術語に《強度》があり、これは知的社会では、人口に膾炙した。しかし、これは、いわゆる物質的エネルギーを超えた力を指すものとして、つまり、差異の力ないしは差異のエネルギーとして考えられたものであろう。私も不連続的差異論の形成前後はよく使用した。
 今考えると、《強度》を差異的エネルギーと見ていいのだろうかという疑問が起こるのである。プラトニック・シナジー理論(以下、PS理論)は、 Media Pointにおける差異共振性を意味するが、それは、同時に、差異共振性のもつ同一性志向をも包摂するのである。つまり、同一性=物質をも包摂すると見ていいのである。そして、そのMedia Pointの差異共振性とは、差異共振エネルギーであり、本質的には、イデア・エネルギー(エネルゲイア)である。そこでは、イデアが物質へと変換が行われるのである。電磁波とは、この差異共振エネルギーを本来さすものと考えられるが、現代の唯物科学では、電磁波のもつイデア・エネルギーを認識できないのである。
 さて、《強度》であるが、それは、差異エネルギーではなくて、差異共振エネルギー=イデア・エネルギー(エネルゲイア)と考えられる。それは、同一性=微粒子と同一性=微粒子との間であるMedia Point(「差異」)に存しているのであり、それが、同一性=微粒子=物質と同一性=微粒子=物質とを振動させていると思われるのである。
 唯物科学では、この振動を物質エネルギー(E=mc^2)と考えるが、それは、正しくは、Trans-Energy=m(+ic)*(-ic)と考えるべきなのである。あるいは、差異共振エネルギーである。これが、《強度》の正体だと考えられるのである。
 因みに言えば、気功等の《気》も、やはり、差異共振エネルギー(イデア・エネルギー=エネルゲイア)と見るべきである。そうすると、《気》の視点から、生命はどう説明されるだろうか。《気》が生命力そのものであるから、差異共振エネルギーが生命力となる。そして、気的身体と呼ばれるものは、差異共振エネルギー体と考えられよう。つまり、物質的身体を包摂する様態で、気的身体があることになる。
 【(以下、思考実験である。)この気的身体とは、差異共振エネルギーであるから、正に、陰陽身体である。そして、+iが陽であり、-iが陰である。そして、前者が原形相であり、後者が原質料ではないだろうか。思うに、ノエシスとは前者であり、ノエマとは後者ではないだろうか。そして、両者の接点・交点に感覚や感情が生じるのではないだろうか。
 さらに言えば、差異共振エネルギー波動は、波動情報をもっていると考えられる。これが、遺伝子の本当の正体ではないだろうか。この波動情報が物質形成すると考えられるのである。この波動情報の物質的貯蔵庫がゲノムと考えられるのである。つまり、遺伝子は本来、波動情報=イデアであると考えられるのである。それが、Media Pointにおいて、差異共振エネルギーとなり、物質形成すると思われるのである。
 そして、波動情報の物質的貯蔵庫(いわば、ハードディスク)=ゲノムとは、Media Pointにおける二つの極性を保存した構造であると思われるのである。(作業仮説的に、二つの極性を+i:-iと+1:-1とする。Kaisetsu氏の考え方も参考。) 
 ここで秩序立って考えるならば、遺伝情報とは、イデア情報であり、それは、デュナミスではないだろうか。それが、Media Point において、エネルギー化する。エネルゲイア化である。そして、それが、実軸においては、構造となると考えられる。つまり、Media Point のもつ構造点である。これが、ゲノムの原型ではないだろうか。そして、ここから同一性=物質化したものが、ゲノム自体ではないだろうか。
 非常に微妙な領域である。Media Point の実軸は構造点であり、それは、物質ではないが、物質との境界である。ゲノムの原型である。そして、それが、同一性=物質化したものが、ゲノムということである。だから、それは、やはり、+1と表記されるだろう。】