■超病者・超精神病理のわたし＆■近代合理主義・二項対立と真理／狂
■超病者・超精神病理のわたし＆■近代合理主義・二項対立と真理／狂気
テーマ：精神
『そういちの平庵』の論考「花咲ける孤独」へのコメントを転載します。
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花咲ける孤独
テーマ：ブログ
故・山田花子プロフィール
本名 高市由美
1967年6月10日生まれ
1987年10月 漫画家としてデビュー
1992年3月4日 分裂症の為入院
1992年5月24日 高層住宅11階から投身自殺、死亡
「自己主張-自己正当化。自分より弱い者を踏みにじって生きたい心。 「人の為」本当は「自分の為」これでいいのだ。他人からいい人、やさしい人と言われる人。実はそいつにとって都合のいい人。 子供らしくない子供、実は普通の子供。子供らしさは大人が作った幻想。普通・まともな性格なんて無い。みんな平均を正しいと思い込んでいるだけ。」
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http://ameblo.jp/nohohonkoubou/entry-10015102095.html#c10025963137
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■超病者・超精神病理のわたし
そういち さん
山田花子の自殺について、以前、ニュースで聞いたように思いますが、このような日記を書いているとは知りませんでした。
ざっと読んで思ったのは、日記は、鋭い真理・洞察を含んでいると思いました。私自身は、山田花子の「病理」をさらに徹底させた精神状態にあるように思いました。
いろいろ考えさせる論考です。問題点を一つというか二つあげますと、
１）正常なのは、社会なのか、病者なのか。
２）社会の方が病んでいるのではないか。
そういちさんは、この両者の間で、揺れ動いているように思います。
私は、２の方が真理ではないかと思っています。つまり、狂人が多者ならば、その社会は、狂人・狂気の社会・世間になります。そして、まっとうな精神をもっている人が、傷ついて、精神病になるのではと思います。つまり、狂人たちは、まっとうな精神をもっている人たちに接して、自分の狂気・病理を感じさせられるので、攻撃的になります。これが、現代日本社会の有り様だと思います。狂人の民主主義です。
私としては、山田花子氏にもうちょっと、生きていて欲しかったと思います。後、一歩でしたね。その悩みを突き抜けると、超人になれます。超病者・超精神病理になれます。
私はある意味で、単独で生きていける状況にいますので、恵まれていると思いますが、普通の人にとっては、確かに、生きる場所がありませんね。しかし、仏陀の言うように、犀の角のごとくただ独り歩めと言いたいですね。
後で、１）の点について、述べたいと思います。
renshi (2006-07-27 11:52:10)
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■近代合理主義・二項対立と真理／狂気
そういち さん
日本社会の病理は、私見では、二項対立的真理観に立っていることにあると思います。（いわゆる、ポスト・モダンは、二項対立を解体したはずですが、自身の不十分さから、完全に解体はできずに終ってしまいました。）つまり、真か偽か、０か１か、有か無か、正気か狂気か、等の論理形式です。この単純な真理観に立つ限り、人間は、色分けされて、差別されます。これは、近代合理主義、近代自我主義です。
何が問題なのでしょう。この単純な二項対立の問題点は、自身が正しく、他者は間違っているという独断論となることです。自身の傲慢さ・狂気に気がつかない点です。
真理の問題があります。事物の真理と精神の真理があると思いますが、近代合理主義・近代自我主義は、前者だけしか見ず、後者を排除しています。これが、私が見る狂気です。近代主義とは、精神を排除しています。ここが、闇となっています。闇の心が、事物の真理を動かすので、悪魔的になります。
結局、近代主義の闇が、現代日本社会だと思います。ですから、精神の光の観点から言いますと、社会の方が、病的だと判断できます。そして、精神病者の方が、精神的には正常だと判断できます。 思うに、近代主義の闇は何故必要なのでしょうか。これは、結局、自然破壊であり、精神破壊であり、破滅的です。不毛です。非「生産」的です。未だ、答えが出ませんが、思うに、近代主義によって、反転的に、明確に、精神の光の世界が明らかになるように思います。
精神と事物、どちらにウェイトを置くのかだと思います。精神を主に、事物を従に、すべきだと思います。これで、正常になるはずです。すると、資本主義は、明らかに、狂気です。精神的価値観が首位にあり、その従位として、事物的価値観を置く必要があると思います。
renshi (2006-07-27 13:09:31)
