プラトニック・シナジー経済と『超越的価値』:明日野氏の論考の紹介

プラトニック・シナジー経済と『超越的価値』:明日野氏の論考の紹介


テーマ:プラトニック・シナジー経済


以下、明日野氏のすばらしい「プラトニック・シナジー経済」への概念が述べられているので、ご紹介します。
 とても、含蓄のある論考だと思います。後で、考察したいと思います。

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2006.10.30 Monday


価値の二面性についての若干の考察


次のrenshi氏の論考に触発されて考えた。


TOWARDS PLATONIC SOPHIENCE
Sun, October 29, 2006 23:49:00
何故、現象に没入するのか:同一性価値経済と差異価値経済:プラトニック・シナジー経済へ向けて
テーマ:プラトニック・シナジー経済



『価値』には、超越的価値と世俗的価値が存在するのである。
これは、マルクスの「使用価値」と「交換価値」と似ているが、むしろ、マルクスの概念を拡張した概念であり、より一般性をもつ概念である。
 超越的価値とは、そのものの存在形式であり、哲学的には「形質」と呼ばれるものだ。「質」である。
 世俗的価値とは、有用性とか、量的な把握とか、現世利益に置き換えられる価値である。
 所謂、イデアとは、超越的価値に関する概念である。
 マルクスの「使用価値」「交換価値」は、全て、世俗的価値に関する理論にすぎない。
 貨幣とは、『王の紋章を戴く命令の財産的裏づけ』と考えている。現代の『王』とは国家である。将来の王とは?コミュニティーであろうか、それとも国際機関であろうか?ノマッドか?
 どのような形であれ、情報化社会に於ける『貨幣』は、プラトニック・シナジー理論に沿う様式を持ち始めると考えている。
 つまり、超越的価値の体現である。
 このためには、世俗的価値の地位を貶める必要が在る。
 世俗的価値を身体にするのだ。
 このために、銀本位制を提唱したい。
 世俗的価値の裏づけを同じにして、『王』の紋章⇒「情報」による差異によって、超越的価値を体現するのだ。
 個人でも、銀の裏づけを持って、『王の立場』で貨幣を発行可能だ。個人が国家よりも『超越的価値』で勝っていれば、この『個人』の通貨が広く流布する。
 ユヌス氏とグラミン銀行の実験は、まさに、小さな母体であっても、『超越的価値』の見地からは、国際機関や国家よりも大きな超越的価値を具現できることを証明している。

http://theory.platonicsynergy.org/?eid=396624

Theories for the Platonic Synergy Concept.

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以下は、私の記事です。


http://ameblo.jp/renshi/entry-10019095729.html#c10031177847


Sun, October 29, 2006 23:49:00
何故、現象に没入するのか:同一性価値経済と差異価値経済:プラトニック・シナジー経済へ向けて
テーマ:プラトニック・シナジー経済
リンゴ1個、いくら、柿1個、いくら、等々。物には、価格があり、売買される。リンゴ1個=同一性価値とされて、これが、人間を同一性に埋没させる根因ではないのか。本当は、リンゴ1個は差異価値なのに。リンゴ1個、二百円である。これが同一性・一般価値とされる。これは、プラトニック・シナジー価値の半面である同一性価値だけを取り出したものである。この同一性価値が支配して、差異価値を排除しているのである。人間も、同一性人間となり、差異人間を排除する。これが、現代日本である。
 しかし、ここには、差異がないので、すべてはメカニズムである。経済に差異価値を取り戻す必要があるのである。差異貨幣、差異資本が必要なのである。
 Kaisetsu氏の自己認識方程式から見ると、=1の同一性価値の経済世界となっていると言えよう。(i)・(-i)⇒1、⇒1の差異を内包した経済世界が必要である。これは、ある意味で精神経済の必要である。(i)・(-i)であるプラトニック・シナジーエネルゲイアという「精神経済」の必要である。そう、ルネサンス経済である。これを創造したいのである。プラトニック・シナジー資本経済である。プラトニック・シナジー貨幣が必要でもある。これは、創造資本経済なのである。
 では、具体的にはどういうことなのか。リンゴ1個100円としよう。これを売ったお店は、利益を10円としよう。10円のうち、創造資本経済のために、5円蓄えるのである。買った人は、リンゴ1個を食し、創造資本経済のための身体を形成するのである。
 創造資本経済は、(i)・ (-i)経済である。これは、精神のエネルゲイアが作動しているのである。気のエネルゲイアと言ってもいいだろう。差異共振エネルゲイア経済である。宇宙共振経済である。差異共振貨幣が必要だろう。現在の貨幣は、同一性資本貨幣である。それは、エントロピー貨幣である。コスモス貨幣が必要である。魂と貨幣が共振しなくてはならない。精神貨幣である。
 後でさらに整理して検討したい。


参考:
紫色の牛が よく売れる時代☆
http://ameblo.jp/pilot/entry-10019036166.html


コメント


■若干の考察をしました。


2006.10.30 Monday
価値の二面性についての若干の考察
次のrenshi氏の論考に触発されて考えた。
http://theory.platonicsynergy.org/?eid=396624
Kaisetsu (2006-10-30 01:31:27)