検討問題:即非イデアと素粒子:波動関数の収束と虚軸・虚界・イデア

今、少し時間があるので、本件について、今思っていることに触れたい。

 今、『量子力学入門』(並木美喜雄著、岩波新書
http://www.amazon.co.jp/%E9%87%8F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E5%AD%A6%E5%85%A5%E9%96%80%E2%80%95%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%AE%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC-%E4%B8%A6%E6%9C%A8-%E7%BE%8E%E5%96%9C%E9%9B%84/dp/4004302102/sr=8-1/qid=1171947972/ref=sr_1_1/249-8662877-2461937?ie=UTF8&s=books
を読んでいるが、非局所的長距離相関という、光速を超えると考えられる事象のことが気になるのである。

 直観では、虚軸の差異即非相(造語して、虚相・虚界)と実軸の同一性相(造語して、実相・実界)の関係を見るべきなのである。

 すなわち、波動関数の収束であるが、波動のときは、粒子は、虚軸・虚相・虚界に、いわば、潜在(虚在)し、収束するときは、実軸・実相・実界に発現・顕現するのではないだろうか。

 つまり、虚軸の粒子は、虚粒子であり、イデア粒子であるということであり、それが、波動関数となっているのではないのか。それが、収束して、実軸の実粒子になるということではないのか。

 i*(-i)は、波動関数ではないのか。そして、→+1で、粒子になるのではないのか。

 だから、超光速というよりは、虚数の光速ic又は-icと見るべきではないのか。これは、実空間(現象空間)ではなく、虚空間(イデア空間)を移動しているのである。この虚空間(イデア空間)は、現象界から見たら、どういう具合なのだろうか。

 確かに、現象軸に直交した軸にあるということになる。第四次元である。内在超越空間ないし超越空間である。

 これは、神秘的な作家には、コスモスの空間ということになるのではないだろうか。

 とまれ、以上のように考えると、素粒子は、波動としては、イデア空間にあるということになるだろう。つまり、差異即非ないし即非イデア素粒子の根源であるということになるのではないだろうか。すなわち、i*(-i)が即非イデアあるいは元素粒子である。

 これは、原点を介して、イデア界から現象界へと転化すると言えるだろう。

 思うに、量子力学で場と呼んでいるのは、原点(ゼロ・ポイント)のことではないだろうか。あるいは、真空と呼んでいるものは。しかし、それでは、虚軸・虚界・虚相を捉えていないだろう。
つまり、量子力学は、差異即非イデアを、原点と実軸でしか捉えていないのではないだろうか。だから、非局所的長距離相関という仮説をとらざるを得ないのではないだろうか。しかし、虚軸・虚界・虚相・イデア界を考えれば、そのような超光速の事象を考える必要がなくなるだろう。

 元素粒子は、イデア界に存していると見ればいいと思うのである。

 さて、これまで、フッサール現象学の超越論性は、虚軸において考えたが、ハイデガーの存在はどうなるだろうか。私は、それは、フッサールの志向性の概念を、内在的存在に変更したものではないかと思えるのである。これは、哲学としては、後退だと思うのである。志向性は、知即存在と考えるべきである。

 ついでながら、思いつきで言えば、クォークは、当然、差異即非イデアi*(-i)を指しているのではないだろうか。

 また、スピンであるが、それは、左回転、右回転で説明がつくのではないだろうか。

 では、最後に、問題として、以上のように考えると、差異即非イデア=元素粒子には、元意識があるということになるのではないだろうか。

 そう、元素粒子イデアは、志向性であるから、確かに、元意識と呼んでいいように思える。元意識子である。あるいは、簡単にして、意識子としての元素粒子である。

 ならば、(これが本当の最後であるが、)人間の意識と元素粒子=元意識子の関係はどうなるのだろうか。おそらく、等価と見ていいのではないだろうか。というか、元意識が元素粒子=元意識子と等価である。そして、それは、光というか、元光である。神である。元光=神=元意識=元素粒子となるのではないだろうか。

 元光は、現象化して、光となるだろう。今はここで留めたい。

p.s. 気になるのは、虚軸次元・イデア界の空間性である。ウスペンスキーの時間空間(=第四次元)論を再確認したい。
http://ameblo.jp/renshi/entry-10016015903.html


参考:非局所的長距離相関
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20070220k0000m040120000c.html
http://homepage2.nifty.com/einstein/contents/relativity/contents/relativity316.html

コペンハーゲン解釈
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E8%A7%A3%E9%87%88

アインシュタインポドルスキー=ローゼンのパラドックス(頭文字をとってEPRパラドックスと呼ばれる)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%83%9D%E3%83%89%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

量子デコヒーレンス
http://en.wikipedia.org/wiki/Quantum_decoherence
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8F%E5%AD%90%E3%83%87%E3%82%B3%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9

観測問題
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E5%95%8F%E9%A1%8C

* 物理学
* シュレディンガーの猫
* ウィグナーの友人のパラドックス
* アインシュタインポドルスキー=ローゼンのパラドックス  (EPRパラドックス
* コペンハーゲン解釈
* エヴェレット解釈
* 機械論 、決定論
* 不可知論



量子論量子力学 
 
        …… その最前線

 



 量子論量子力学についての、最先端の情報を提供します。
 「量子力学では何がわかるか?」という初心者向けの解説ではありません。
 量子力学の最前線では、どんなことが課題となっているか?
 ── ということを、考察します。
 わかっていることではなく、わかっていないことを、調べようとします。

 最初は、観測問題という量子力学パラドックスを扱います。
 それを解決するために、新たなモデルを提出します。

 成果:
  ・ 観測問題について、根源的に解決する。
  ・ 「無限大の発散」の問題を、根源的に解決する。
  ・ 量子力学と相対論の統合について、道筋をつける。


 目次

    (1) シュレーディンガーの猫    (初級〜上級)
    (2) 簡単な要約  (下記の三つの) (上級〜専門家)
    (3) 物理学における問題      (上級〜専門家)
    (4) 観測の意味  (図による説明) (上級〜専門家)
    (5) カシミール効果の重要性    (上級〜専門家)
    (6) 超球と超ヒモ  ( 目次 )  (上級〜専門家)

    (7) 二重スリットと観測問題    (上級〜専門家) 【 内容は古い 】
    (8) 細々とした周辺的な問題    (一部の専門家) 【 内容は些末 】

http://hp.vector.co.jp/authors/VA011700/physics/quantum.htm

量子力学
http://homepage2.nifty.com/eman/quantum/contents.html

虚数エーテルとは何か?

1. この理論の内部では、「虚数エーテル」という言葉と、「真空」という言葉とは、まったく同義である。
2. 真空は、虚数の次元をもつ媒体である。
* この媒体は、「場」と同じ性質をもつ。
* この媒体は、「場」とは違って、何もない状態[無]ではなくて、何らかの実体をもつ。
* その実体は、単位量をもつ。つまり、下限がある。ゆえに、発散の問題を起こさない。
* その実体は、虚数の次元をもつ。だから真空は、実数の世界には現れない。
3. 量子は、真空において、発生したり消滅したりする。
4. 量子が移動するというのは、同一の粒子が移動することではない。いったん量子Aが消滅して、別の場所で同種の量子Bが発生することだ。
5. 量子は移動しないが、エネルギーは移動する。エネルギーの移動は、「真空という媒体をエネルギーが波として移動する」という形でなされる。
6. 「量子Aが消滅して、エネルギーが真空を移動して、量子Bが発生する」という過程を、「量子が移動する」というふうに認識(誤認)する。
7. 観測とは、人間または機械が「量子を検出する」ということではなくて、人間または機械が「量子を検出できる」ということ、つまり、消滅した量子がふたたび発生することである。
8. 量子が発生したり消滅したりするときは、プランク定数の単位を通じて、確率的になされる。ゆえに、同種の量子は、すべて同等である。たとえば、二つの電子はたがいに同等であり、区別不可能である。

http://hp.vector.co.jp/authors/VA011700/physics/summary.htm