by 明日野甘頓


現在を指し示す方法は、まず、過去からの指し示しである。
つまり、歴史による『意味付け』である。
因果の法則である。
つまり、「過去⇒現在」である。
これを第1の「現在」と呼ぶことにする。
http://blog.kaisetsu.org/?eid=518676

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カシミール効果のPS理論的解法

カシミール効果

カシミール効果とは、次の現象だ。
 「真空中において、二枚の金属板を、ごく狭い距離で隔てて立てると、二枚の金属板はたがいに引き合うこと」



Kaisetsuの説明

◆空間の連続性を否定。空間に虚数次元の組み込みを仮定。虚数次元の組み込み点はメディア・ポイントである。
◆真空中において、二枚の金属板を、ごく狭い距離まで近づけていくと、PS理論上の「空間のメディア・ポイント」の次元に迫る。実数(現象状態)は、虚数次元では認識されないので、二枚の金属板は距離を保つことが出来ず(距離を保った状態は現象化できず)、融合しようとする。(ように見える)⇒二枚の金属板はたがいに引き合う



(参照)

  1. i*(-i)⇒+1

http://blog.kaisetsu.org/?eid=518682

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二重スリット実験のPS理論的解法
http://blog.kaisetsu.org/?eid=518687

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シュレーディンガーの猫」のPS理論的解法   

 シュレーディンガーの猫の核心  

      by  南堂久史

【 エピソード1 】

 男が女に求婚した。
 「きみが好きだ。結婚してくれ」
 しかし女は迷った。
 「困ったなあ。あなたのこと、半分だけ好きなの。半分だけなら、結婚してもいいわ」
 「半分結婚なんて、ありえないよ。結婚するか、結婚しないか、どっちかだ。どっちにするか、とにかく決めてくれ」
 「そんなこと言っても、半分好きなんだから、しょうがないでしょ。決められないわよ」

 白黒で決められないものを、白と黒のどちらかに無理に決めようとすると、ジレンマが起こる。……これが実は、「シュレーディンガーの猫」の本質だ。

説明

 前項のこと(表で示したこと)を、文章で書くと、次のようになる。
 「ミクロの世界で、○ と ● が同時に成立する」(重ね合わせ状態)
 と仮定しよう。そのあと、ミクロをマクロの世界に結びつける。すると、
 「マクロの世界で、○ と ● が同時に成立する」(重ね合わせ状態)
 というふうになるはずだ。
 しかしながら、マクロの世界では、そんなことはありえない。(重ね合わせ状態はありえない。)── このことを、「猫は、生きていて、かつ、死んでいるのは、おかしい」というふうに表現できる。
 これが、「シュレーディンガーの猫」のパラドックスだ。

 問題の本質

 この問題の本質は、どこにあるか? 実は、次のことにある。
 「量子を粒子と見なすこと」
 量子を粒子と見なすと、量子は自然数の値(0または1)しか取れない。しかるに、波動関数で決まる値は、確率として定まるので、中間的な値(たとえば 0.5 )という値を取る。── この双方が成立しないことに、問題の本質がある。

 そこで、成立しそうにないことを強引に成立させるために、「重ね合わせ」という解釈が生まれた。
 つまり、個々の量子は「0または1」という値しか取れないとしても、「0の量子と1の量子が同時に存在する」と解釈すれば、両者の平均として「 0.5 という中間的な値を取ることになる」というわけだ。

 しかしこれは、一種の文学的な解釈である。とうてい科学的とは言えない。もちろん、ほころびが出る。そのほころびが、「シュレーディンガーの猫」というパラドックスだ。



海舌の解法

◆空間の不連続性を仮定する。
◆生活世界(マクロ世界)では、瞬きする間の誤差や不存在は認識されない。(比喩である。)
量子論的世界では、空間の連続性が否定される部分の問題が重要な認識レベルに達する。空間の不連続部分は、鈴木大拙氏の所謂「即非」構造を為しており、PS理論では「メディア・ポイント」と呼ぶ。

◆次の「論理学からの解決」に当たる。但し、中間値として存在したり(中間値は連続概念である)、確率論的に存在するのではなく(神はサイコロを振らない)、メデイア・ポイントとして、次元の異なる世界(宇宙)が存在するだけである。
http://blog.kaisetsu.org/?eid=518693