光と空間の関係:超越光の垂直的下降(⇒地極点)と平面・球面形成:

光と空間の関係:超越光の垂直的下降(⇒地極点)と平面・球面形成:超越光による現象時空四次元の構築


テーマ:相対性理論量子論


今は、簡単に触れるが、暗闇の中では、意識・「脳」において、空間知覚が実に不明確・不明瞭である。

光を視覚して、空間が明確になる。

話が逸れるが、夢の中の空間意識はどうなっているのだろうか。確かに、ヴィジョンを見ているのであり、それなりに、覚醒時の空間性は保持しているように思える。

思うに、夢の中でも、ヴィジョンは、光のヴィジョンであるので、その光を介して、空間意識を保持するのではないだろうか。これは保留しておく。

さて、本題に戻ると、光が空間意識を構築するとはどういうことなのか。

これは、きわめて、超越論的問題である。プラトン、カント、フッサール哲学的問題であり、また、仏教的問題であるし、当然、相対性理論量子力学等の現代物理学に関わる問題である。

ここでは、直観を述べるに留めたい。

暗闇において、私は、空間知覚がなく、不安の様態にある。

しかし、光が現れるや否や、明瞭に空間が出現して、私は、明晰に現象界を確認する。

即ち、垂直性、広がりをもった空間が明確になる。

ここで、ついでに垂直経験について触れよう。私が小児の頃、ブランコに乗って、立ち上がったとき、私は世界が力にみなぎるようにして生まれたような感じをもったことを憶えている。そのときは、なにか、光がほとばしるような感じもあったと思う。

垂直性とは、質的な意味があると思うのである。それは、力やエネルギーの発出と関係しているように思えるのである。

これは、木や植物の垂直的伸びと関係するのではないだろうか。

作業仮説として、超越的共振エネルギーの発動として考えたい。

つまり、現象化が、下降のエネルギーによると考えられるのに対して、垂直的伸びは、上昇のエネルギーによるものであると言えるだろう。それとも、単純に上昇の力に拠るものと言うべきかもしれない。

そして、エネルギーとは、m(ic)*(-ic)⇒mc^2と考えられるから、超越光⇒現象光が関係していると言えよう。

とまれ、左辺が垂直次元と関係しよう。(ここでは、位相(?)的に、虚数次元と垂直次元を一致させて考えている。)

結局、光、現象光とは、超越光の発現であるから、光は、基本的には、垂直次元を構築するものと言えないだろうか。そう作業仮説しよう。

では、他の次元、いわば、平面次元はどう構築されるのだろうか。

ここで思考実験、空想遊戯してみると、垂直の超越光が降下して、現象化が生起して、そのとき、平面が形成されるとしよう。この平面は、降下した超越光の極点(以下、地極点)の地の引力(重力)に引かれて、球面となるとしよう。これは、球体の発生となる。

そして、地極点に対峙して、天極点があるだろう。ここに天の引力があるとするのである。

とまれ、超越光による垂直降下があり、その結果、平面が生起して、地極点によって、平面が球面になり、地(地球)が形成されるとしよう。

問題は、平面の発生である。

垂直の超越光・超越エネルギーに対して、どうして、平面が発生するのか。

これは、意外に簡単に説明できるのではないか。

レミング左手の法則を見よう。



レミングの左手の法則
 上図のように電流を流すと、導体は青い矢印の方に動く。この力を電磁力という。
 電磁力の働く方向を知るには、左手の親指、人差し指、中指をそれぞれ直角に開き、人差し指を磁界の方向(N→S)、中指を電流の流れる方向に合わせる。そのときの親指の向きが電磁力の働く方向(導体の動く方向)である。


http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~eiymoti1/gijutu/shiryo/electricity/freming.html


電磁力の方向を超越光、超越エネルギーの方向とすれば、平面は、磁界の方向と電流の方向によって形成されると言えるだろう。

これで、三次元空間が構築が説明できるだろう。

そして、球面や球体であるが、それは、磁界と電流とが、地極点の引力(重力)によって、曲げられることによって発生するということになる。

問題は、地極点とは何かである。それは、超越エネルギー、下降エネルギーの極点である。エンテレイケイア(終局態)である。⇒+1ないし+1ではないだろうか。

メディア・ポイントを介して、現象的帰結としての+1ではないだろうか。

ここには、確かに、E=mc^2の質量mにおける重力があるだろう。

言い換えると、超越光の帰結としての地極点であり、重力である。(思うに、これで、光が重力によって曲がることが説明できるのではないか。)

とまれ、超越光/現象光の垂直次元に対して、磁界と電流の平面が形成され、そして、地極点重力によって球面・球体が形成されるということになる(すべては、思考実験、空想遊戯である)。

そう、これで、超越光/現象光による三次元空間の構築の説明になるのではないだろうか。

とりあえず、そういうこととしよう。

では、時間はどう発生するのだろうか。

これは、簡単ではないだろうか。即ち、超越エネルギーの現象化によって、時間が発生するのではないだろうか。つまり、超越エネルギーの現象エネルギー化は、いわば、虚数次元から実数次元への変換であり、無限から有限への変換であり、当然、有限化されたエネルギーが時間であると考えられるのである。

端的に、E=mc^2における光速が、有限の時間を形成していると言えるだろう。

以上から、超越光/現象光による三次元空間と時間の形成の説明が作業仮説的にできたとしよう。そして、空間と時間を合わせて、超越光/現象光による時空四次元の構築の説明ともなる。

後で、再検討する。


p.s. 天極点については、述べていないが、ここで簡単に言うと、天極点とは、端的に、イデア界であろう。


思うに、不連続的差異論形成期において、つまり、2004年だと思うが、コの字型で、イデア界とメディア界と現象界を図化した。即ち、コの字の上部の水平部がイデア界であり、垂直部がメディア界であり、下部の水平部が現象界であると考えたのである。そこから考えると、地極点は、垂直部と下部の水平部との交点であり、天極点は、垂直部と上部の水平部の交点であろう。思うに、両者、メディア・ポイントを形成していると言えよう。だから、両者、メディア・ポイントの天地極性を形成していると言えるように考えられる。