天下り根絶主義と天地二項対立に対する超構築主義としてのトランス・

天下り根絶主義と天地二項対立に対する超構築主義としてのトランス・モダン維新:平成超維新へ向けて


テーマ:福田政権とポスト福田


植草一秀氏は、実に鋭く、官僚封建社会主義による、福田改造内閣の問題を指摘している。
 思うに、ブログは、言説イメージ批判メディア空間の意味をもっている。御用メディアのマスコミに対して、ブログ・メディア空間は、鋭敏な認識メディアの意味をもっている。
 天下り根絶主義、ここに国民経済の未来が懸かっているといっても過言ではないだろう。そう、思うに、これは、「天皇制」の打破になるのではないだろうか。「天下り」とは、端的に、天と地とヒエラルキーを意味している。天(お上)が優位であり、地(民)が劣位である。この二項対立の打破が実践哲学的な問題である。
 天下り根絶(打破)とは、日本人の意識の変革と同時である。天地ヒエラルキーを打破しなくてはならない。それは内なる同一性主義の破壊である。私見では、内なる神道の覚醒を意味する。「天皇制」と神道は異なる。内なる神道の覚醒とは、新国民経済を意味するだろう。
 そう、「天皇制」とは、父権主義を意味していると思う。しかし、「天皇制」とは内なるものである。父権主義、同一性主義である。これこそ、乗り越えるべきものである。超維新が必要である。

 新神道の覚醒、これが、新国民経済を創造するだろう。
 
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三つの問題点を指摘しておく。

?不況に突入した日本経済の悪化を回避するには、腰の据わった対応が必要だ。伊吹財務相は本日のNHK日曜討論で、「歳入の手当てのない政策発動はありえない」と発言したが、財政バランスに影響を与えない景気支持政策の経済支持効果は極めて限定的である。

財政政策の景気支持効果の大きさは、財政バランスの変化で測られる。財政収支に影響を与えない景気支持政策のマクロ経済への影響は極めて小さい。

?政府の無駄排除政策の最大の対象は「天下り」利権である。「天下り」機関に1年あたり12.6兆円の財政資金が投入されている。国民生活重視の政策を実現するための最大の財源がここに隠されている。

「政府の無駄排除」に向けての福田政権の基本姿勢は「天下り問題」への対応に示されることになる。「無駄ゼロ会議」 を何度開こうとも、「天下り」を断ち切らなければ、「ざるのなかに水を蓄える」論議になる。

?弱肉強食奨励、セーフティーネット排除の「小泉改革」路線と明確に訣別するのかが不明確である。高齢者、障害者、非正規雇用者などを中心に、「小泉改革」は国民の生存権を脅かしてきた。

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_a81f.html
植草一秀の『知られざる真実』