リバタリアニズムと不連続的差異論:ポスト・リバタリアニズム=差異
リバタリアニズムと不連続的差異論:ポスト・リバタリアニズム=差異共生共創的資本主義へ向けて
以下の説明の「他者の権利 を侵害しない限り」は、なんと空しく響くことか!!! 実際、理念としては、正しい。しかし、実際は、他者の権利侵害しまくりだろう。だから、この理念はどこか、不十分なのである。たとえば、アメリカという「国家の介入」によって、イラク人の生存権を侵害して、「民主主義」的国家を建設するということになるのである。この理念の不十分さとは、個人の自由は、深化させるならば、他者との共存を志向するということを認識していないことから来ている。つまり、思想として、実に未成熟なのである。皮相とさえ言えるのである。
また、リバタリアニズムは主に経済的主体について言われるものであり、当然、この場合、資本主義的主体であり、この個人の自由とは、資本主義的自由の拡大であり、それは、一般には、他者の権利を侵害する傾向があるのである。なぜなら、資本主義的自由の恩恵を受けない者が、多数発生するからである。資本主義は、一義的には、利益追求主義であり、当然、利益競争の敗者の権利が侵害されるのである。つまり、資本主義は、必然的に他者の権利を侵害するのであるから、リバタリアニズムという理念・思想は、欺瞞的なのである。
結局、ポスト・リバタリアニズムである。不連続的差異論が正にそれである。不連続的差異論的資本主義、差異共生共創的資本主義の可能性が開けているのである。
___________________________________
リバタリアニズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション , 検索
リバタリアニズム(英:libertarianism、自由至上主義)とは、他者の権利 を侵害しない限り、各個人 の自由 を最大限尊重すべきで、国家 の介入は最小限にすべきだという政治思想 である。サッチャー 、レーガン 後、アメリカ を中心に民主主義 国家の経営 理念のひとつとして根強い支持を持つ。
個人の自由を尊重する立場としては、元来はリベラリズム という言葉 があるが、福祉国家 的な意味 で使われるようになってきたことから、そのように変容した用語 と区別し古典的な意味での自由主義 を現わす言葉として、リバタリアニズムという用語が使われるようになった。
経済 面では、政府 の規制を極力避け、民間による経済活動の自由を拡大するためにも規制緩和 が必要であるとする。
[編集 ]
関連項目
[編集 ]
有名なリバタリアニズムの支持者
* ミルトン・フリードマン
* ロバート・A・ハインライン
* アイン・ランド
* クリント・イーストウッド
* エリック・レイモンド
* 竹内靖雄
[編集 ]
参考文献
* ロバート・ノージック 『アナーキー・国家・ユートピア』木鐸社 ISBN 4833221705
* 森村進 『自由はどこまで可能か リバタリアニズム入門』講談社現代新書 ISBN 4061495429
* デイヴィッド・ボウツ 著 副島隆彦 訳『リバータリアニズム入門』洋泉社 ISBN 4896913442