夢:続きと補足:小高い山と列車:超越的差異共振シナジー(即非・太

夢:続きと補足:小高い山と列車:超越的差異共振シナジー即非・太極)的1/4回転下降螺旋志向性


テーマ:神話学・不思議学・フォークロアケルト
第2テーマ:メディア・ポイントMedia Point


今朝の夢なのか、それとも、以前の夢なのか、わからなくなってしまったが、思うに、今朝の夢なのだろう。

1)そうハイキングかなにかしていて、山を下っている。そして、丘のような小高い頂上に来る。しかし、私はまるで、高いところから、高所恐怖を催しながら、はるか下のその小高い頂上を見て、下降するイメージである。その頂上からはなにかケーブルカーのようなものが出ているのかもしれない。しかし、なにか、段階があって、下っていく感じである。(p.s. 小高い丘を高所恐怖を感じながら、高いところから、小さく見ている場面であるが、『不思議の国のアリス』のアリスの首が伸びて、足が見えなくなってしまった場面の感じに少し似ていると思う。)

そのあとは、列車に乗っている場面だったと思う。

2)学会で、隣の人がシェイクスピアについて何か言う。


★以上のような夢で、抜けている部分がかなりあると思うが、説明すると、超越界は、上下高低の空間で、現象界は、水平空間であるということである。これは、PS理論にぴったりあてはまる。

上記の小高い山がメディア・ポイントであろう。そして、列車が、現象界であろう。

学会は、やはり、叡知界であろう。

そう、隣の人が男性であり、年配の人であった、老賢者に当たるのかもしれない。

p.s. この夢ではないが、先に見た夢を補足すると、男性の後ろ姿を見て、それは、知りあいの男性だと思ったが、正面を見ると違っていた。また、彼の後ろ姿を見たのは、券売カウンターのようなところであった。やはり、駅のイメージである。駅の券売の場所であるが、デパートの案内のカウンターのように、女性の係が居たと思う。思えば、彼も、老賢者かもしれない。

また、京都駅内の何階かある居酒屋かスナックの複雑な空間、即ち、なかなか出口がわからない空間であるが、それは、空海両界曼荼羅と関係して、メディア・ポイントの複雑を象徴しているのではないのかと思った。

思うに、そのような建物は今まで何度か、夢で経験したことがあるように思える。今想起すると、窓側にテーブルの席があり、すぐ、右曲がりに下っていく階段がある。それは、螺旋階段のようである。あるいは、右曲がりに上っていく階段かもしれない。

さて、京都駅の場面であるが、その居酒屋ないしスナックには、ホステス(女給)と女主人がいる。その外側から私は見ている。それは、思うに、駅のホームに通じるように思える。先の券売所につながるのかもしれない。すると、やはり、その螺旋階段のあるように思える居酒屋・スナックがメディア・ポイントではないだろうか。そして、券売所から駅のホームとは、実数軸・水平・現象空間への回帰を意味するのではないか。

さらに連想すると、ずいぶん昔に、そう子どもの頃やまた何年も前に見た夢であるが、中庭に木があるが、同時に、その木は、家の中にもあり、それは、2階と1階をつないでいる階段のような感じであった。木の幹に螺旋的に捩じるようにして、上り下りするのである。この木がメディア・ポイントではないだろうか。

p.p.s. エッシャーの垂直空間と水平空間が融合・結合したイメージを想起する。エッシャーはメディア・ポイントを描こうとしているのではないか。


★★
ここで、先に課題としておいたメディア・ポイントの位階性と即非一性との結合について考察しよう。

メディア・ポイント(以下、MP)において、虚数軸=超越次元は、高低上下の次元(垂直次元)であり、実数軸=現象次元は左右の次元(水平次元:思うに、前後もここに入れていいのかもしれない)であるが、虚数軸は、実数軸に対して、高次元であると思うのである。この高次元性が、即非的一性において、位階性を形成していると思えるのである。つまり、虚数軸次元は、第4次元であり、空間三次元(現象界)に対して高次元にあるということである。

空間現象三次元に対して、超次元と言ってもいい。

だから、MPの即非的一性は、次元変換ないし高次元変換性をもっていると言えよう。直感では、どうも、それは、螺旋性と関係しそうだ。

つまり、螺旋階段を降りていき、実数軸・水平次元に達するように思えるのである。

ここでは、直感で述べよう。どうも、虚数垂直性が螺旋的に、MPを介して、実数水平性に転換すると思われるのである。

言わば、渦を巻くように、垂直性が水平性へと降下するのである。渦がMPであろう。

少し整理すると、高次元の天界(超越界)があり、地界(現象界)がある。その中点にMPがある。

問題はやはり、MPの構成である。次元変換的即非的一性までは述べた。次元変換を明晰にする必要がある。

(+i)→MP←(-i)

これが、次元変換の様相ではないか。

  1. iと-iとの「太極」極性が、MPにおいて、「融合」、「結合」する。

そのとき、捩じれるのである。渦を巻くのである。いわば、一体となるのである。しかし、正確には、即非的一である。それは、螺旋、螺旋階段ではないだろうか。ここは、なにか、迷路・迷宮のような感じである。そう、迷路・迷宮というのは正しい。先に、説明で、腸のようなイメージと言おうとした。(腸で連想するのは、『ギルガメシュ叙事詩』の森の怪獣フンババのグロテスクなイメージである。それは、腸をイメージしているということである。)迷路・迷宮で言うと、ギリシア神話ミノタウロスの神話を想起する。ダイダロスの神話である。あるいは、カフカの『城』である。あるいは、ジョイスの『ユリシーズ』の雰囲気である。ミノタウロスで言うと、ピカソを想起する。これは、前アーリア民族文化である。(先に、イギリス人のDNAは、バスク人のDNAが多いという情報があったが、どうなのか。バスク民族は、前アーリア民族である。)

思うに、iと-iとの結合は、エネルギーを放出するのではないのか。iと-iとのポテンシャル・エネルギー(デュナミス)がある。それがゼロ度で共振シナジー化して、エネルギー(エネルゲイア)を放出するということではないのか。つまり、原-核融合がここにはあるのではないか。

とまれ、この超越的共振シナジー化によって、原エネルギーが放出されるとしよう。そして、これが、捩じれるように、螺旋的に、発動・発現するのではないだろうか。これを作業仮説として、螺旋エネルギー、ないし下降螺旋エネルギーと呼ぼう。

そう、いわば、逆竜巻のようなイメージを想起すればいいだろう。地上から天空へと巻き上げるのではなく、天上から地上へと、「巻き下げる」のである。

そう、端的に言うと、このとき、1/4回転が生じるのではないだろうか。即ち、天上から地上へと螺旋的に下降するが、その時、1/4回転して、実数軸・水平性が形成されるのではないだろうか。

即ち、垂直下降的1/4回転である。下降螺旋的1/4回転である。1/4回転下降に捩れて、水平化が発現するのではないのか。

この超越的差異共振シナジー的1/4回転下降螺旋(捩れ)は、イメージ的には、蕾であろう。朝顔の花の蕾をイメージするといいだろう。

これが、位階的即非的一性であるメディア・ポイントのより緻密な構成ではないだろうか。即ち、メディア・ポイントの位階的即非的一性の構成とは、超越的差異共振シナジー即非・太極)的1/4回転下降螺旋志向性(ベクトル)ではないだろうか。これは、また、エネルギーの放出をもたらすのである。

このメディア・ポイントの志向性は超越且つ現象的即非的一性的志向性であり、最高度に、霊妙・不思議な特異性である。

これは、m(ic)*(-ic)⇒+1・E における*⇒として表記できるだろう。できれば、*⇒に螺旋的意味を付与したい。rotが使えるのだろうか。
使えるなら、*rot⇒が、メディア・ポイントの記号となるのではないだろうか。

即ち、自己認識方程式で言えば、

i*(-i)⇒+1において、メディア・ポイント*⇒は、*rot⇒と表記できる。

もっとも、螺旋の記号が適切なのである。代用として、太極の記号を使って、*☯⇒としようか。

思うに、垂直下降の1/4回転の捩れ・螺旋的志向性があるので、現象界においては、超越的次元が不可視になるのである。

だから、逆に、現象界から垂直上昇的に1/4回転すれば、超越界に達するように考えられるのである。しかし、これは、不可能であろう。⇒のもつ不可逆性があると思うのである。

ただし、夢等において、原意識ないし純粋意識(又は、「魂」)は、メディア・ポイントに達して、螺旋階梯を上昇するように思えるのである。

ということは、夢とは純粋意識=「魂」が、現象的身体を離脱して(「幽体離脱」)、メディア・ポイントに達して、そのヴィジョンを視覚すると思えるのである。つまり、夢とは、メディア・ポイントのヴィジョンなのである。メディア・ポイントの螺旋階梯のヴィジョンなのである。(参照:ヤコブの階段:
http://www.nimbi.com/william_blake_jacobs_ladder.html
http://www.artofeurope.com/blake/bla10.htm
http://en.wikipedia.org/wiki/Jacob%27s_Ladder_%28Bible%29
http://www.humanitiesweb.org/human.php?s=g&p=c&a=p&ID=2008
http://www.bridgemanartondemand.com/index.cfm?event=catalogue.product&productID=103384
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%B3%E3%83%96_(%E6%97%A7%E7%B4%84%E8%81%96%E6%9B%B8)
http://www.j-e-s-u-s.org/nozomi/040822.txt

七夕 と 天の川銀河
http://yumis.net/tanabata/mwg-2.htm

だから、正確には、純粋意識=「魂」は、超越界に移動したとは言えないのではないだろうか。純粋意識=「魂」は、メディア・ポイントの位階的即非的一性のヴィジョンを見ているに過ぎないのである。しかしながら、夢以外においては、純粋意識=「魂」は、超越界に移動しているのではないのかという考えが浮かぶ。

以上のような仮説から、宗教、神話、民話等の様々な事象が説明できるように思える。例えば、エデンの園であるが、それは、超越界である。リンゴの樹の知恵の実であるが、それは、メディア・ポイントの実数軸の知を意味するのではないだろうか。そして、生命の樹は、リンゴの樹と同じであり、それは、メディア・ポイントの虚数軸の知を意味するのではないだろうか。

あるいは、北欧神話世界樹も、メディア・ポイントの螺旋階梯ベクトルで説明できるのでないだろうか。

また、例えば、民話のジャックと豆の木も、メディア・ポイントの螺旋階梯で説明できると思う。

そう、ウィリアム・ブレイクの『ヤコブの階段』の絵は実に意義深い。下部にヤコブが寝ていて夢を見ている、螺旋階段の頂上に太陽がある。この太陽は、正に、超越界の太陽、超越太陽、プラトンの善に相当しよう。

また、七夕の民俗であるが、これも、わかりやすい。これは、天河神社の祭礼とも関係するが、基本は、女神の神話である。織姫と牽牛の出会いであるが、これは、織姫は女神(牡牛)であり、牽牛は、女神の子・夫・恋人である。イシスとオシリスの神話と同じである。

思うに、この出会いは、メディア・ポイントを介しての、超越的共振を意味しよう。

その他、これまで、空想や幻想と考えられてきた、いろいろな事象が解明されると思う。

今はここで留めておく。


p.s. 時間であるが、それは、メディア・ポイントの下降螺旋志向性から生まれると言っていいだろう。それは、光とともに生まれると言っていいだろう。そう、三次元空間も同様であろう。下降螺旋志向性が時空4次元を形成するのだろう。思うに、同一性と同一性との間の差異が時空間であろう。

カントの時空間形式は、同一性のことと言えよう。そして、物自体とは、差異=特異性であり、メディア・ポイントであると言えよう。

フッサールは、下降螺旋志向性をほぼ捉えていたと言えよう。ただし、Kaisetsu氏が述べたように、⇒の起点を明確にはしていないのだろう。それは、超越性そのもの、超越的差異共振性そのものである。

p.p.s. どうやら、超越的差異即非的コスモスがあるようである。これは、いわば、デュナミス=ポテンシャル・エネルギーである。しかし、超越的差異共振シナジー化によって、エネルゲイア=超越的エネルギーが発動して、下降螺旋志向性によって、宇宙創造・天地創造がなされるように思える。



参考:

「迷宮」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%B7%E5%AE%AE
http://en.wikipedia.org/wiki/Labyrinth

ミノタウロス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%82%B9

バスク人
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%BA%BA
http://www.tcat.ne.jp/~eden/Hst/dic/basque.html

The Origins of the British
A Genetic Detective Story by Stephen Oppenheimer
As a child, I sometimes wondered why people told jokes about Englishmen, Irishmen, Welshmen and Scotsmen. Why should our origins and differences matter? Part of growing up was realizing that they do matter and trying to understand why.

"This book challenges some of our longest held assumptions about the differences between Anglo-Saxons and Celts – perceived differences that have informed our collective sense of identity.Orthodox history has long taught that the Romans found a uniformly Celtic population throughout the British Isles, but that the peoples of the English heartland fell victim to genocide by the Anglo-Saxon hordes during the fifth and sixth centuries.
http://www.bradshawfoundation.com/stephenoppenheimer/origins_of_the_british.html


ヤコブの階段(創世記)
GEN28:10
ヤコブはベエル・シェバを立ってハランへ向かった。
GEN28:11
とある場所に来たとき、日が沈んだので、そこで一夜を過ごすことにした。ヤコブはその場所にあった石を一つ取って枕にして、その場所に横たわった。
GEN28:12
すると、彼は夢を見た。先端が天まで達する階段が地に向かって伸びており、しかも、神の御使いたちがそれを上ったり下ったりしていた。
GEN28:13
見よ、主が傍らに立って言われた。 「わたしは、あなたの父祖アブラハムの神、イサクの神、主である。あなたが今横たわっているこの土地を、あなたとあなたの子孫に与える。
GEN28:14
あなたの子孫は大地の砂粒のように多くなり、西へ、東へ、北へ、南へと広がっていくであろう。地上の氏族はすべて、あなたとあなたの子孫によって祝福に入る。
GEN28:15
見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。」
GEN28:16
ヤコブは眠りから覚めて言った。 「まことに主がこの場所におられるのに、わたしは知らなかった。」
GEN28:17
そして、恐れおののいて言った。 「ここは、なんと畏れ多い場所だろう。これはまさしく神の家である。そうだ、ここは天の門だ。」
GEN28:18
ヤコブは次の朝早く起きて、枕にしていた石を取り、それを記念碑として立て、先端に油を注いで、
GEN28:19
その場所をベテル(神の家)と名付けた。ちなみに、その町の名はかつてルズと呼ばれていた。
GEN28:20
ヤコブはまた、誓願を立てて言った。 「神がわたしと共におられ、わたしが歩むこの旅路を守り、食べ物、着る物を与え、
GEN28:21
無事に父の家に帰らせてくださり、主がわたしの神となられるなら、
GEN28:22
わたしが記念碑として立てたこの石を神の家とし、すべて、あなたがわたしに与えられるものの十分の一をささげます。」
http://www.is.seisen-u.ac.jp/~zkohta/bible/old_t/1/gen.html#gen28