シェリング哲学とPS理論:『哲学的経験論の叙述』はPS理論の先駆だと

シェリング哲学とPS理論:『哲学的経験論の叙述』はPS理論の先駆だと思う。


テーマ:プラトニック・シナジー理論


(訂正:最初の説明は、第一の原理と第二の原理が逆であったので、以下のように訂正した。)

今は、残念ながら、十分に論考を展開できないので、簡単に触れるが、シェリングの『哲学的経験論の叙述』を40ページ弱読んだが、ここには、PS理論の先駆に当たる叡知の宝庫があると思う。

シェリングは、途方もなく誤解されてきたと思う。おそらく、ライバルの嫉み等によって、貶められてきたのだと思う。とりわけ、ヘーゲルだろう。

とまれ、簡単に述べたい。

シェリングは、第一の原理、第二の原理、第三の原理、さらには、第四の原理等をあげているが、ここでは、第一から第三の原理まで言おう。

第一の原理は、メディア・ポイントである。あるいは、即非の論理である。
第二の原理は、連続的同一性の原理である。
第三の原理は、差異的同一性の原理、即ち、i*(-i)⇒+1である。

これは、直観で明確に感じ取れるものである。大天才だと思う。

そう、もう少し説明すると、

第一の原理とは、認識されるもの、主客対極・即非の原理である。

第二の原理とは、認識するもの、主観性の原理である。

第三の原理は、存在すべきなにか、終り、目的と言っている。

何ということだろう!

p.s. 因みに、夢で見た大きな目をした老賢者のような老爺が、ヘルダーリンの研究をすると言ったが、シェリングヘルダーリンとは、テュービンゲン大学に在学していた。ヘーゲルもそうであるが(シェリングは二人より5歳年下)。何か、関係があるのか。シェリングは、プラトニストと言えるだろうから、古代ギリシアである。叡知である。そう、大きな目は梟の目のようだと言った。ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つと言ったのは、ヘーゲルである。そうすると、あの老賢者は、これらを示唆していたのか。テュービンゲンは、アルプスに近いだろう。今は、ここで留める。

p.p.s. ケプラーも関係するとは思わなかった。占星術師でもあった。コスモスの研究者である。そう、ケプラー宇宙論は、プラトンの『ティマイオス』の影響が大である。これで、4者が古代ギリシアで結びついた。

3p.s. ヘッセも関係する。ヘッセは、東洋への志向をもっていた。また、ユングとも関係する。思うに、6者とも、叡知、精神を求めていたと言えよう。イデアである。

4p.s. テュービンゲンの紋章は、生命の木と蛇の図像に似ている。

5p.s. ヘルダーリンヘーゲルシェリングは、三人、フランス革命に熱狂して、ともに植樹したとかいうエピソードがあったと思うが。ヘルダーリンの手紙の言葉だと思うが、三人に共通する理想は神の国であるということであった。ヘーゲルの場合は、倒錯した神の国である。全体主義化した神の国である。

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参考:
テュービンゲン大学
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テュービンゲン大学
テュービンゲン大学

テュービンゲン大学(Eberhard-Karls-Universität Tübingen)は、ドイツ ・テュービンゲン にある総合大学。

[編集 ] 概要

1477年 に創設されたテュービンゲン大学の前身テュービンゲン神学校は、17世紀から19世紀を通じてルター派正統神学 の拠点であった。近郊にベーベンハウゼン修道院をもつ。街の至る所に大学施設がおかれているが、中心となる施設はかつて城のあった小高い高台にある。テュービンゲンで最も歴史のあるギムナジウムは、ケプラーを記念して、ヨハネス・ケプラーギムナジウムと名づけられている。大学広場に面した書店は、かつて無名時代のヘルマン・ヘッセ が店員をしていたことで知られる。

[編集 ] 代表的人物

* ヨハネス・ケプラー

16世紀後半から17世紀前半にかけての天文学者テュービンゲン大学で数学を学んだ。天体運行に関するケプラーの法則で知られる。

* フリードリヒ・シェリング

18世紀後半から19世紀前半にかけての哲学者。ドイツ観念論の代表的な哲学者で、「人間的自由の本質」などで知られる。

* ゲオルク・ヘーゲル

18世紀後半から19世紀前半にかけての哲学者。シェリングと同時期に活躍した哲学者で、ドイツ観念論の大成者とされることが多い。「精神現象学」などの作品で知られる。

* ヘルダーリン

シェリングヘーゲルと同時期にテュービンゲン大学で学んだ詩人。

[編集 ] 外部リンク
ウィキメディア・コモンズ に、テュービンゲン大学 に関連するマルチメディアがあります。

* テュービンゲン大学の公式サイト(ドイツ語)