検討問題:イデア(超越性)と現象・物質との関係

ここ当分は、仕事関係で忙しく、考察が少なくなる。

さて、今日は、人間を見ていて、その現象とイデアはどう関係しているのかと、素朴に思った。

例えば、皮膚とイデアはどう関係しているのか、と思った。

物質科学では、タンパク質、脂肪、糖質等々を言うだろう。

しかし、人間の皮膚は、単に、物質だけでなく、精神が通っているだろう。

精神の動きが皮膚に反映するだろう。皮膚の輝きはそういうものがあるだろう。

そう、心が皮膚に反映するのである。だから、周知のように、心と人体物質は関係しているのである。

スピノザは、デカルトを受けて、心身平行論として考えた。

PS理論では、皮膚は、mepo(メディア・ポイント)になるのではないだろうか。

本来は、緻密に考察すべきであるが、今は、ざっと述べたい。

PS理論において、精神と身体ないし物質身体とはどう記述できるのだろうか。

つまり、i*(-i)⇒+1の自己認識方程式において、どう記述できるのか。

私のこれまでの考えでは、iが超知性ないし原知性であり、-iが超身体ないし原身体である。

それの接点は例えば、先に述べたチャクラである。クンダリーニが超越/現象エネルギーないしメディア・ポイントのエネルギーである。

では、チャクラと皮膚はどう関係しているのかとなるだろう。

これは、鍼灸のツボと関係することになるだろう。

そう、おそらく、チャクラと皮膚は関係しているのである。

この問題は、後に残すとして、本件について簡単に触れよう。

そう、端的に、イデアと物質の直接的関係はどのようなものなのか、ということである。

当然、PS理論のこれまでの説明から言えば、超越的差異=イデアが連続化ないし同一性化したものが、現象・物質である。

だから、簡単に言えば、皮膚とは、超越的差異=イデアの連続化ないし同一性化したものと言えよう。勿論、生物学的には、神経云々を言わなくてはならないが、今は、無視する。(思うに、神経とは、チャクラと似ているが、チャクラよりは、より物質に近いものであると考えられる。)

この連続化又は同一性化(略して、連続/同一性化)は、実質的にどういうことなのであろうか。

つまり、連続/同一性化エネルギーとは何かである。

これが、端的に、物質エネルギーであろう。

m(ic)*(-ic)⇒mc^2

における右辺である。

これが、皮膚を形成しているのである。

しかし、私は、皮膚に、精神を透視するのである。

これは、皮膚に、左辺がなんらか顕在しているということではないだろうか。

皮膚はメディア・ポイントであると言ったのであるから、それは、諾うことができる。

つまり、皮膚は、メディア・ポイントとして、m(ic)*(-ic)とmc^2との接点であるということであり、私が皮膚に透視する精神とは、左辺であるということである。

敷衍すれば、オーラというものも、左辺である。

私は顔写真や顔貌を見て、たとえば、胡散臭いと直観するのは、左辺的なエネルギーが歪んでいるのが感じられるからだろう。

ということで、精緻さには欠けるが、皮膚における、とりわけ、顔面における、イデアと現象・物質との関係を解明したこととしたい。

そう、ついでながら、これで、精神の美と外形の美との違いも説明できるだろう。

単なる外形の美とは、空ろである。化粧をいくらしても、そうである。

精神の美、イデアの美、これが、本当の美である。外観には、精神が顕現するのである。