国民・国家経済における富裕層と貧困層の区別の必要:同一性資本主義

国民・国家経済における富裕層と貧困層の区別の必要:同一性資本主義から差異共振資本社会経済へ


テーマ:トランス・モダン差異共振的精神資本経済 Sun, July 15, 2007 09:41:51


素朴な疑問だが、どうして、国民・国家経済の評価において、富民層と貧民層を区別しないのか。もっとも、これが、富民層の騙しであるのだが。つまり、『1984年』のニュースピークの一種であろう。「景気回復」とは、大企業=富民層の景気回復であり、貧民層には、国富が回って来ないのである。
 (『資本論』は、交換価値の同一性価値論に陥っていて、資本の差異性を看過している。)
 国民・国家経済の視点から言えば、富民層だけでなく、貧民層に国富を与えなければ、購買力が無くなるのだから、明らかに、国民・国家経済は、落ち込んで行くだろう。
 市場原理を言うならば、明らかに、貧民層に国富を配分して、市場を活性化する必要があるのではないだろうか。
 大企業=富民層中心の「新自由主義」とは、新ではなくて、偽自由主義であろう。貧民層を活性化する差異共振資本経済が必要ではないか。
 富民、貧民ともに、活性化する差異共振資本社会経済である。

TB
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070715/p1