メディア・ポイントMedia Pointを直感で考察する:試論1

メディア・ポイントMedia Pointを直感で考察する:試論1


テーマ:メディア・ポイントMedia Point

最近は、PS理論の反復・復習をしているが、本稿もそれに類するだろう。もっとも、何故、MP(メディア・ポイント)を直感で考察するのかと言えば、MPは、これまでの検討では、虚軸的MPと実軸的MPとが不連続に交替するので、直感では捉えにくいと考えたが、今、直感で捉えられるのではないかと感じたからである。
 さて、不連続化された差異は、MPにおいて、超越性を獲得する。そして、これは、他の差異と即非共振している。i*(-i)の世界である。
 不連続化とは、脱構造化のことである。現象世界の連続的同一性によって「地上」化された差異の構造が解体して、脱現象的な、イデア次元の事象が生起するのである。このイデア次元は、一般的な同一性としてのイデア次元(これは、構造次元である)ではなく、超越的な次元である。
 だから、ここで、実軸MPから虚軸MPへ移動しているのである。あるいは、虚軸MPに接しているのである。仏教の「空」の体験とは、このことではないだろうか。ここでは、実在は、現象的には在ると同時に無いのである。あるいは、虚軸MPの体験が在ると同時に無いものと考えられる。
 問題は、エネルギー事象の空間様相である。オイラーの定理微分が1/4回転であるという明日野氏の指摘を考えると、この回転によって、垂直な力が発生すると考えられるのである。つまり、ガウス平面に直交する力の発生である。
 これをどう見るのかである。微分によって光が発生するとするなら、磁気ではないだろうか。即ち、虚軸エネルギーを超光として、それが、微分によって光を発生させる。と同時に、垂直に磁気が発生するということである。
 思いつきついでに言うと、「気」とは、この磁気に関係しているのではないだろうか。あるいは、超光/磁気/光に関係するものが「気」ではないだろうか。より正確に言えば、MPにおいて、超光(イデア・霊)と磁気と光(電磁波)が総合的に存在しているのではないのか。この様態は、「量子」的様態と呼べるだろう。しかし、「量子」は、イデアと物質の中間態を記述しているものに過ぎないだろう。
 とまれ、ガウス平面に直交する軸をZ軸とすると、X軸とZ軸で電磁気場を形成するのではないだろうか。しかし、そうならば、力の軸として、第四の軸が考えられないか。それを、U軸とすれば、XZUの三次元空間が発生するだろう。U軸の力を重力と見たらどうだろうか。
 思いつきはここで留めよう。